こす(読み)コス

デジタル大辞泉 「こす」の意味・読み・例文・類語

こす[助動]

[助動][こせ|○|こす|○|○|こせ(こそ)]《上代語》動詞の連用形に付く。他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。
あれゆ後生まれむ人はがごとく恋する道に会ひこすなゆめ」〈・二三七五〉
[補説]語源については、「おこ(遣)す」の音変化、カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いたとみるなど、諸説がある。

コス(Kos/Κως)

ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶコス島の北東岸にある港町同島中心地。14世紀から16世紀にかけて聖ヨハネ騎士団が建造した城塞があるほか、古代ローマ時代の神殿劇場、住宅跡が残っている。

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精選版 日本国語大辞典 「こす」の意味・読み・例文・類語

こす

  1. 〘 助動詞 〙 ( 活用は「こせ・〇・こす・〇・〇・こそ(こせ)」上代の特殊活用。動詞の連用形に付いて ) 相手の動作、状態が自分に利益を与えたり、影響を及ぼしたりすることを望む意を表わす。「…してくれ」「…してほしい」という、相手に対する希求、命令表現に用いられる。
    1. [初出の実例]「うれたくも 鳴くなる鳥か この鳥も 打ち止め許世(コセ)ね」(出典古事記(712)上・歌謡)
    2. 「ゆく蛍雲のうへまでいぬべくは秋風吹くと雁につげこせ」(出典:伊勢物語(10C前)四五)

こすの語誌

( 1 )語源に関しては、( イ )寄こす意の下二段動詞「おこす」のオが脱落した、( ロ )カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いた、( ハ )「く(来)」の他動詞形、などの説がある。また、命令形「こそ」を、係助詞「こそ」の一用法とする説もある。
( 2 )活用の種類についても、サ変の古活用の未然形「そ」を認めてサ変動詞とする説、下二段型とする説に分かれる。
( 3 )未然形「こせ」は、「こせね」「こせぬかも」のように、希求を表わす助詞などとともに用いられ、終止形「こす」は、「こすな」のように、禁止の終助詞「な」とともに用いられる。命令形「こそ」は最も多く見られる活用形で、これを独立させて終助詞とする説もある。
( 4 )平安時代以降、命令形に「こせ」の形が見られるようになる。


こ・す

  1. 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙こせる〔自サ下一〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「こす」の意味・わかりやすい解説

コス
Koss, Johann Olav

[生]1968.10.29. ドランメン
ノルウェーのスピードスケート選手。1990年代を代表する長距離スケーター。1994年のリレハンメル・オリンピック冬季競技大会において 3種目で世界記録を樹立し,金メダル 3個を獲得した。若い頃は目立たないスケート選手だったが,向上心が強く,熱心に訓練を重ねて,精神的にも肉体的にも世界最強クラスの選手に成長した。競技人生のハイライトは 1994年2月20日に訪れた。この日,世界記録を 13秒近く縮める 13分30秒55というタイムでリレハンメルオリンピックの 1万mを制し,コスはスケート界の偉人の仲間入りをした。5000mの 6分34秒96,1500mの 1分51秒29と合わせて,コスが塗り替えた世界記録は 8日間で 3個に上った。1992年のアルベールビル・オリンピック冬季競技大会でも,コスは 1500mで金メダルを,1万mで銀メダルを獲得していた。世界選手権大会では 1990,1991,1994年と 3度の総合優勝を果たした。1994年のリレハンメル・オリンピック後に引退し,医学の道へ進んだ。1999年に国際オリンピック委員会 IOCの委員に選出された。

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現代外国人名録2016 「こす」の解説

コ・ス
高 洙
Ko Soo

職業・肩書
俳優

国籍
韓国

生年月日
1978年10月4日

出生地
忠清南道論山

学歴
祥明大学大学院映画専攻

受賞
MBC演技大賞新人賞〔2000年〕,大鐘賞新人男優賞(第42回)〔2004年〕「サム」

経歴
雑誌モデルやCM出演を経て、1999年MBSシットコム「ジャンプ」でデビュー。2000年「母よ姉よ」で人気を集め、2001年「ピアノ」で演技力が認められる。2004年「Some(サム)」の主演で映画デビューし、華麗なアクションを披露、大鐘賞新人賞を受賞。2006年3月入隊。除隊後の2009年東野圭吾原作の映画「白夜行」で復帰。他の出演作にドラマ「純粋の時代」(2002年)、「窈窕淑女」(2003年)、「グリーンローズ」「百万長者と結婚する法」(2005年)、「クリスマスに雪は降るの?」(2009年)、「黄金の帝国」(2013年)、映画「マルティニークからの祈り」(2013年)、「ミヌさんが来る日」「尚衣院」(2014年)など。

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