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コムカデ

百科事典マイペディアの解説

コムカデ

節足動物門多足上綱コムカデ綱(結合綱)の総称。日本に数種,世界から約200種が知られる。体長2〜10mm。土壌動物として森林の土からふつうに採集される。一見ムカデ類のある種に似るが,色は白色で,体はやわらかい。植食性と考えられ,外国からはアスパラガスなどを害する種も知られている。

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世界大百科事典 第2版の解説

コムカデ

結合類ともいう。節足動物門の結合綱Symphylaに属する小型の動物で,ムカデやヤスデとともに多足類の仲間に入る。分類学上はムカデと昆虫を結び合わせるような位置を占めるので,結合類と呼ばれた。一見ムカデに似ているが,はるかに小さく,体長1cmを超えない。全体白色で,歩肢は成虫になっても11~12対しかない。体の後端には木の芽状の突起物が1対ある。一般にあまりなじみのない動物であるが,森林の落葉の下にふつうに見られ,腐りかけた落葉,コケ,菌類バクテリアなどを食べているらしい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コムカデ
こむかで / 小蜈蚣

節足動物門結合綱Symphylaに属する陸生動物の総称。体長5ミリメートル前後のムカデに似た白色の動物で、その形からこの名がある。また体制は、唇脚(しんきゃく)類(ムカデ類)と昆虫の総尾(そうび)類の中間的な形態をもち、分類上その橋渡し的な動物群として結合類(学名の意味も同じ)という。世界中に広く分布するが、微小動物であるために気づかれない。頭は円形か卵形で、数珠(じゅず)状の小節よりなる触角をもち、目はない。胴部は15から17背板があり、歩肢(ほし)は11対または12対。尾端に太い円錐(えんすい)形の出糸突起を1対もっている。腐植質を食べるが、作物の若い部分を食害するともいわれ、アメリカでアスパラガスの害虫とされたことがある。卵生で、孵化(ふか)したばかりの幼虫は触角は6小節、歩肢7対で、脱皮ごとに体節数の増す増節変態をする。日本ではナミコムカデなど3種があり、全国に分布。[篠原圭三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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