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コメススキ コメススキ Deschampsia flexuosa

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コメススキ
コメススキ
Deschampsia flexuosa

イネ科多年草北半球北部,南アメリカアフリカなどの寒帯や温帯の高地に広く分布し,日本では北海道,本州,四国,屋久島に産する。砂や石の間,くずれた崖などに生える。茎は多数叢生し高さ約 20~60cmで細長い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

コメススキ【(waved) hairgrass】

イネ科の高山植物で,岩石や砂の間,または崩れた崖地に生える多年草(イラスト)。密生して株を作る。葉は多数あり,毛状で幅は1mm以下,長さは10cmくらいで,白っぽい緑色をしている。盛夏の頃,高さ20~60cmの針金状の茎を出し,長さ6~12cmほどで散開した円錐花序を出す。やや長目で細いひげ状の枝の先に,小枝を出し,その末端に各1個の小穂をつける。小穂は紫褐色を帯び,2個の小花がある。苞穎(ほうえい)は薄い膜質,小花の花穎に長さ5~7mmの芒(のぎ)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コメススキ
こめすすき / 米薄
[学]Deschampsia flexuosa (L.) Trin.

イネ科の多年草。根茎は短く、稈(かん)は株立ちして大きな株をつくり、高さ20~60センチメートル。葉は糸状、葉舌(ようぜつ)は約2ミリメートル。7~8月、稈の先にまばらに小穂をつける円錐(えんすい)花序をつける。小穂は淡紫色を帯び、2~4個の小花があり、包穎(ほうえい)は同形で大きく、護穎を包む。護穎は背面が円く、上端はやや平らで少数の歯牙(しが)があり、中央脈は背面基部近くから細い芒(のぎ)となる。基盤(小穂の基部にある結節)に毛束がある。北海道、本州、四国、九州の亜高山、高山の岩地に生え、北半球、南アメリカ、アフリカの高山にも広く点在する。名は、小穂の形をススキに例え、小形のススキの意味である。近縁のヒロハノコメススキD. caespitosa (L.) Beauv.はコメススキに比べて葉が広く、葉舌が3~7ミリメートルあるが、分布はコメススキと同じである。[許 建 昌]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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