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コロニアル・スタイル Colonial Style

世界大百科事典 第2版の解説

コロニアル・スタイル【Colonial Style】

植民地で行われた建築や工芸の様式。ラテン・アメリカでは15世紀以来スペインが,また17~18世紀にはインドでイギリスが,母国の様式に各地の風土性や材料,技術を取りこんで,地方的特色ある様式を生み出した。一般にはアメリカの植民地時代(1620‐1820)の建築についていわれるもので,適当な伝統がなかった新開地に移民たちが故国建築様式を簡略化しながら展開した各種のスタイルを総称していう。 初期には,住宅,倉庫,教会,集会所など,木や煉瓦などの身近な材料を用いた実用的施設が建てられた。

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世界大百科事典内のコロニアル・スタイルの言及

【アメリカ美術】より


[建築]
 コロニアル期はそれぞれ出身地の建築様式が移植され,木造ないし石造の素朴な住宅,教会が作られた。独立期前後はイギリスのジョージアン様式を模倣した,いわゆるコロニアル・スタイルが生まれたが,19世紀初め渡米したランファンPierre Charles L’Enfant(1754‐1825),B.H.ラトローブなどによって国際様式がもたらされる。南北戦争前後にはハントRichard Morris Hunt(1828‐95)に代表されるギリシア様式とゴシック様式,ルネサンス様式の折衷が見られた。…

【住居】より

…ここでは住居もカヌーもすべてトトラtotoraと呼ばれる葦を編んでつくる。
[コロニアル・スタイル]
 中南米の都市部ではコロニアル・スタイルが徹底している。コロニアル・スタイルの都市は道路がグリッド(格子)・プランで,その中心に矩形の広場がある。…

【ベランダ】より

…ヒンディー語のbaraṇdāがポルトガル語のvaranda(baranda)となり,やがてveranda(h)として定着した。16世紀以後,東南アジアに進出したヨーロッパ人は,温湿な風土にあわせ独特の建築様式(コロニアル・スタイル)を作りあげたが,これは家屋の前面ないし四周にとりつけた高床の深いひさし(ベランダ)がその特徴となっていた。その後これがヨーロッパに逆輸入され,その異国趣味がもてはやされるが,その間にパラディオ主義に影響を与え,古典様式のポーチやロッジアと融合しあう。…

※「コロニアル・スタイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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