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コンパイラ compiler

翻訳|compiler

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コンパイラ
compiler

コンピュータでプログラムを扱う言語処理系の方式の一つ。英語や数式に近い,人が理解できるプログラム言語(→高級言語)で書かれたプログラムをコンピュータが理解できる機械語に翻訳する機能をもつプログラム。コンパイラで変換する言語をコンパイラ言語といい,汎用のコンパイラ言語としては,コボルアルゴルフォートランPL/Iが広く用いられている。これらの言語で書かれたプログラムは,それぞれのコンパイラ,たとえばフォートランコンパイラによって機械語に翻訳されてから計算処理が実行される。コンパイラで使われる言語は一般にコンピュータの機種に依存しないある程度の共通性が保証される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コンパイラ
こんぱいら
compiler

コンピュータのプログラム言語のうち、人間のことばに近い高水準言語といわれるものを解読して、コンピュータの命令をつくりだすためのプログラム。コンピュータの制御装置が直接解読できる、いわゆる機械語命令は、0と1を組み合わせた信号のため、人間にはほとんど理解できない。そこで、コンピュータに行わせたい処理手順を記述するための人工言語、すなわちプログラム言語の文法を決めておき、プログラマーがその文法に従って処理命令を書くようにする。そしてコンピュータは、コンパイラによっていったんプログラムを翻訳して機械語命令をつくりだし、つくりだされた命令によって初めてコンピュータを運転して目的とする処理を行う。
 コンパイラ自体も一つの大きなプログラムであり、一般に処理系ともよばれる。その機能は、構文を解析し、文法上の誤りを調べ、関数や入出力のルーチン(プログラムの単位)を呼び出し、中間言語(おもにアセンブリ言語)を生成し、それを処理する低位の処理系に作業を引き渡す。
 最初に実用化されたコンパイラはFORTRAN(フォートラン)で、IBM704型コンピュータのため1957年につくられた。その後、種々のプログラム言語がつくられ、それらのためのコンパイラが各種コンピュータのため開発された。COBOL(コボル)、FORTRAN(フォートラン)、C、C++(シープラスプラス)、Java(ジャバ)、PASCAL(パスカル)などがある。[小野勝章]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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