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コンピューターの最新潮流(読み)こんぴゅーたーのさいしんちょうりゅう

知恵蔵の解説

コンピューターの最新潮流

FPGA(Field Programmable Gate Array)というLSIは、現場でプログラム可能なゲートアレイであり、製作された後でも構成を変更できるハードウエアである。FPGAに対してゲートアレイの結線情報を外部より入力可能で、その情報に応じてゲートアレイの構成を随時変更することができる。FPGAを採用した開発現場では、気軽にハードウエアを試作することが可能となり、製品開発の能率が格段に向上している。 コンピューターの演算処理ハードウエアの一部をFPGAで作っておけば、製品が販売された後でも、プログラムや入力されたデータに応じて内部の演算回路を変更することが可能となる。 最近研究されている再構成可能なコンピューターでは、計算実行時にも回路の変更が可能なように設計されている。実行が始まった後でも、環境や入力に応じて、アーキテクチャー(設計思想)を最適な構成に変更し、適応させることが可能である。例えば、ゲームマシンで、高速の画像処理を要求するゲームソフトが入ってくると、画像処理回路を再構成し性能を強化する。また、多数のエージェントが動くゲームがロードされると、エージェントの運動を高速に処理できるようハードウエアを適応変化させる。 複雑な応用問題では、どういうシステムを設計すればよいのか、必ずしも自明ではない。その時、FPGAの上で進化計算を行い、知的なシステムを自動的に生成させる方法は、有力である。

(星野力 筑波大学名誉教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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