コーフマン(英語表記)Kaufman, George S.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コーフマン」の意味・わかりやすい解説

コーフマン
Kaufman, George S.

[生]1889.11.16. ピッツバーグ
[没]1961.6.2. ニューヨーク
アメリカ劇作家。『ニューヨーク・タイムズ』の演劇記者 (1917~30) をするかたわら,多くの喜劇を発表。『成上がり』 The Butter and Egg Man (25) を除けば,すべて他人との合作で,合作者の数は E.ファーバー,A.バローズその他 18人に及ぶ。代表作は M.コネリーとの『にわか大尽』 Beggar on Horseback (24) ,M.リスキンド台本を書き,I.ガーシュイン作詞,G.ガーシュイン作曲のミュージカル『君がため我は歌わん』 Of Thee I Sing (31年作,32年ピュリッツァー賞) ,M.ハートとの『それを持っては行けない』 You Can't Take It with You (36年作,37年ピュリッツァー賞) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーフマン」の意味・わかりやすい解説

コーフマン
こーふまん
George S. Kaufman
(1889―1961)

アメリカの劇作家。ドイツ系ユダヤ人の家系に生まれる。大学中退後さまざまな職業を経て、劇作家として活躍作品は『成上がり』(1925)を除いてすべて他の作家との合作である。本領は喜劇で、気の利いた台詞(せりふ)と風刺を得意とし、1920年代、1930年代のアメリカ商業演劇を代表する劇作家として人気が高かった。代表作にM・ハートとの合作『生涯に一度』(1930)、『それを持っては行かれない』(1936)など。

[一ノ瀬和夫]

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20世紀西洋人名事典 「コーフマン」の解説

コーフマン


カウフマンを見よ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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