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ゴシキドリ barbets

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゴシキドリ
barbets

キツツキ目ゴシキドリ科 Capitonidae,ハバシゴシキドリ科 Lybiidae,オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae,オオゴシキドリ科 Megalaimidaeの鳥の総称。かつてはゴシキドリ科 1科だったが,今日では以上の 4科に分けられ,約 90種が含まれる。ゴシキドリ科とオオハシゴシキドリ科が中央アメリカ南アメリカ,オオゴシキドリ科がインドから東南アジア,ハバシゴシキドリ科がアフリカ北西部にそれぞれ分布する。低地から高山までの森林に生息している。全長 10~30cm。頭が大きく,全体にずんぐりしており,も太くてがっちりしている。羽色は赤,青,緑,灰,白,黒色などで,模様も派手なものが多い。キツツキとは体形や羽色がかなり異なるが,趾(あしゆび)が同様に前後に 2本ずつ向いている(対趾足)。この指を使って樹幹に垂直に留まり,移動することも多く,朽ち木に穴をあけて営巣する。同じキツツキ目ミツオシエ科の鳥の多くは,ゴシキドリに托卵し,巣穴に卵を産み落とす(→ミツオシエ)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゴシキドリ
ごしきどり / 五色鳥
barbet

広義には鳥綱キツツキ目ゴシキドリ科に属する鳥の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。この科Capitonidaeの仲間は、ニューギニア島周辺とマダガスカル島と西インド諸島を除き、世界中の熱帯の森林に約75種が分布する。全長約9~32センチメートル。頭と嘴(くちばし)が大きく尾の短いずんぐりした体形で、足は短くて強い。羽色に光沢はないが、赤、青、黄、白、黒など多色の大柄な模様のはでなものが多い。樹上性で果実を主食とし、昆虫なども食べる。普通は単独性で、朽ち木や土の崖(がけ)に巣穴を掘り繁殖する。穴の中に巣材は入れない。1腹の卵数は2~5個。造巣、抱卵、育雛(いくすう)は雌雄協力して行う。東南アジアから台湾にかけての1種Megalaima oortiはゴシキドリという和名でよばれる。[浦本昌紀]

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