ゴールドマン

百科事典マイペディアの解説

ゴールドマン

リトアニア生れのアナーキストフェミニズム理論家。ニューヨークに渡り,24歳のときストライキ中の時計職人に向かって政府を批判,逮捕された。アナーキストとして法に拘束されない自由な社会をめざし,女性の解放は参政権獲得では充分ではない,真の解放は女性の魂のなかから始まると説いた。1906年から《母なる大地》誌を発行,有機的共同体における性的・心理的自由を謳った。1919年国外追放,ロシア送還。1921年ロシア革命に失望して脱出し,スペイン内乱時は共和派を支援した。《婦人解放の悲劇》(1911年)は伊藤野枝の翻訳で知られる。

ゴールドマン

ルーマニア生れのフランスの哲学者。哲学や文学とその社会的基礎との弁証法的関係を追究,〈生成的構造主義〉を標榜した。主著に《カント哲学における人間共同体と世界》(1945年),パスカルラシーヌを論じた《隠れたる神》(1956年)など。

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デジタル大辞泉プラスの解説

ゴールドマン

ロールプレイングゲーム、「ドラゴンクエスト」シリーズに登場するモンスター。初登場は「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」。黄金の体を持つ。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゴールドマン【Emma Goldman】

1869‐1940
リトアニア生れの女性アナーキスト。1886年アメリカに渡り,ヘイマーケット事件で開眼し,ヨハン・モストの影響を受けた。弁舌にすぐれ,アメリカ・アナーキズム運動を盛り立てた。ロシア生れの同志バークマンAlexander Berkman(1870‐1936)とともに《母なる大地Mother Earth》誌(1906‐17)を編集・刊行,その他著作,講演活動により自由恋愛,産児制限,労働問題などの社会問題のほか,文芸,特に演劇についても論じ,広い反響を呼んだ。

ゴールドマン【Lucien Goldman】

1913‐70
ルーマニア生れのフランスの哲学者。はじめウィーン大学でマックス・アドラーに師事したのち,ブカレストに帰り法律学を学んだ。1934年にパリに行き,哲学に転じた。はじめの主著《カント哲学における人間共同体と世界》(1945)はチューリヒ大学に提出した学位論文。この本の仏訳(1948)とパスカルおよびラシーヌを論じた《隠れたる神》(1956)によってフランス思想界に地歩を固めた。ルカーチの影響のもとに,哲学や文学の創造活動とその社会的基礎との弁証法的関係を追究して,マルクス主義的な思想史研究に新境地をひらき,みずから〈生成的構造主義〉を標榜した。

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