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サイイド・サイード Sayyid Sa‘īd

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世界大百科事典 第2版の解説

サイイド・サイード【Sayyid Sa‘īd】

1791ころ‐1856
アラビア半島南東端のマスカットオマーンの領主(イマーム)で,以前から交易によって関係の深かった東アフリカインド洋沿岸を重視し,ザンジバル島根拠地として沿岸貿易を支配しようとした。1840年には本拠をマスカットよりザンジバル島に移し,ヨーロッパ諸国もサイードによる東アフリカ沿岸部支配を認めて領事館をザンジバルに開いた。サイードは財政を関税に頼っていたため,アラブ商人に対し,アフリカ内陸部に大規模なキャラバン(隊商)を送って輸入商品を売り,象牙や奴隷を手に入れてくることを奨励した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のサイイド・サイードの言及

【ザンジバル】より

…オマーンからモンバサに派遣された太守ムハンマド・アルマズルイは,この勢いをかって18世紀半ばには沿岸部のかなり広い地域を支配下に収めた。19世紀に入って,マスカット・オマーンの領主(イマーム)であるサイイド・サイードが,何度かザンジバルに遠征し,マズルイの勢力を破って1828年,ザンジバルを首都に,モガディシュからデルガド岬に至る沿岸部をおさえる国をつくりあげた。英明なサイードはザンジバルにチョウジのプランテーションを開き,30年代後半には世界の産額の80%を占めるまでになった。…

※「サイイド・サイード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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