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サイバー犯罪 さいばーはんざい

知恵蔵の解説

サイバー犯罪

インターネットの急速な普及に伴って、これを悪用する犯罪も急増している。国民の安全を脅かす要因の柱の1つとなり、2006年版の『警察白書』はその現状を「安全・安心なインターネット社会を目指して」と題して特集した。だれでも、いつでも犯罪に巻き込まれる危険性を指摘している。 警察はネット悪用の犯罪を「サイバー犯罪」と呼ぶ。摘発は年々増加し、05年には前年比約1000件増の3161件に達した。最も多いのは詐欺で、全体の半数近い約1400件を占めている。ネット上で架空のオークションを開き、商品を売ると偽って代金をだまし取る単純な手口が多いが、被害は後を絶たない。 05年に過去最多となったのは不正アクセス禁止法違反だ。04年の約2倍の277件が摘発された。警視庁に逮捕された大学生は、旅行会社が設置・管理するサーバー経由で、個人情報を管理するサーバーに入り込み、この会社の会員の名前や住所、パスワードなどの個人情報約16万件を入手、販売した。 子どもが被害に遭いやすいのは、異性との交際希望情報を発信、仲介する出会い系サイトだ。アクセスした末に性行為を強要されたり、殺されたりした事件は700件を超える。被害者1267人のうち、827人が小中学生と高校生だった。自殺や家出をあおるサイトや、殺人や暴力などの残虐な映像を見ることのできるサイトもあり、判断力の乏しい世代をこれらの有害サイトから守る取り組みが急務だ。

(緒方健二 朝日新聞記者 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

百科事典マイペディアの解説

サイバー犯罪【サイバーはんざい】

コンピューター・システムを利用した犯罪。オンライン・ショッピングやインターネット・オークション(電子商取引)で代金を払い込んだ商品が届かなかったり,アダルト・サイトのアクセス料金と称して高額の利用料金を振り込むようメールが届いたりする詐欺まがいの行為から,コンピューターウイルスを配布してパソコンの誤作動やデータやソフトウェアの書換え・破壊をもたらしたり,サーバーやネットワーク網を機能不全状態に追い込んだりするサイバーテロといった行為まで多岐に及ぶ。
→関連項目インターネット情報弱者生体認証

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大辞林 第三版の解説

サイバーはんざい【サイバー犯罪】

コンピューターやそのネットワークを利用して行われる犯罪。不正アクセス、システム妨害、コンピューター-ウイルスの製造・配布、オンライン詐欺、著作権侵害、児童ポルノの頒布・所持など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サイバー犯罪
さいばーはんざい

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のサイバー犯罪の言及

【情報セキュリティ】より

…セキュリティポリシーsecurity policyと呼ばれる情報セキュリティを考慮したシステムの運用方針の策定,およびその策定にしたがった運用が行われることが望ましい。
[コンピューター犯罪computer crime/電脳犯罪cyber crime]
 コンピューター犯罪(サイバー犯罪)とは,一般には,コンピューターをなんらかの形で用いた犯罪というように幅広く捉えられている。オンライン詐欺から,データ破壊に至るまで多種多用である。…

※「サイバー犯罪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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