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サトウモロコシ サトウモロコシ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サトウモロコシ
サトウモロコシ

「モロコシ (蜀黍)」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

サトウモロコシ【sweet sorghum】

茎から甘汁を絞り,甘味料として昔から利用されたイネ科の一年草。ロゾク(蘆粟),ソルゴーともいう。子実を食用や飼料にするモロコシの1変種。モロコシエチオピアを中心とする東アフリカ原産で,中国には4世紀以前に,日本には5~8世紀に伝わったらしいが,サトウモロコシはこれに伴って伝播(でんぱ)したと考えられており,世界の熱帯・温帯各地に分布している。気温15℃以上になったら播種(はしゆ)する。芽生え時は数cmの葉だが,徐々に大きな葉が伸び出し,夏には1mを越す葉がつく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サトウモロコシ
さとうもろこし / 砂糖蜀黍
[学]Sorghum bicolor Moench var. saccharatum Koern.

イネ科の一年草。モロコシの変種で、茎の汁液に甘味があるのでこの名がある。ロゾク(蘆粟)、スイートソルガム、ソルゴーなどともいう。東アフリカ原産で、世界各地の温帯や熱帯で栽培されている。トウモロコシに似た植物で、茎は直立し高さ2~4メートル、太さ4センチメートルほどになり、数本の分げつを出す。茎の基部2~3節より空中に支持根を出し、これが土に入って倒伏を防いでいる。葉は1本の茎に十数枚から二十数枚つき、大きいもので長さ1メートル、幅10センチメートルに達する。夏から秋に茎頂に長さ15~20センチメートルの花穂を出す。花穂は総状花序で、2000~3000個の小花をつける。なお花穂の形は品種によって円柱状からほうき状のものまでさまざまである。穎果(えいか)は褐色、黄、白、紅色などで、楕円(だえん)形で先はややとがり、長径5ミリメートルとごく小さく、1000粒の重さは23~28グラムである。[星川清親]

栽培と利用

サトウモロコシはモロコシに付随して世界中に伝播(でんぱ)したと考えられる。高温、乾燥に強く、よく成長し、かなりの湿潤条件にも耐えるので、栽培適地が広い。生育日数は100日ほどなので、日本でも沖縄から北海道まで栽培が可能である。日本には5~8世紀に伝来したと考えられる。明治初期に、国産の甘味原料として大規模な栽培が計画され、製糖工場も建設された。しかし、汁液にショ糖のほかにブドウ糖や果糖を多く含み、結晶しにくく、そのうえ1887年(明治20)以降に台湾などでサトウキビを原料とする製糖業がおこったため、経済的に不利なサトウモロコシ糖業は廃止された。
 ところが最近、石油代替のエネルギーを植物から得る研究が進められ、その原料作物として注目され始めている。これは、サトウモロコシの絞り汁を発酵させてアルコールをつくり燃料に利用しようというものである。また、絞りかす(バガスという)を飼料や燃料として利用する方法も開発されつつある。さらに、液糖としての利用も再検討される気運にある。一般には飼料用とし、茎葉を細かく切断してサイロに詰めて良質のサイレージをつくり、種実は飼料や醸造酒原料とする。[星川清親]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のサトウモロコシの言及

【ソルゴー】より

…茎葉を飼料とするために,または茎から甘汁を採るために栽培されるイネ科の一年草。モロコシの1変種とされる。モロコシ(ソルガム)のうち,飼料用に栽培されるものは,子実型ソルガム(穀実用モロコシ),兼用型ソルガム,ソルゴー型ソルガムの3者に分類されるが,その中のソルゴー型ソルガムは草丈が2.4m以上で,茎は太く,多汁質で汁は甘みがあり,中生(なかて)~晩生(おくて)の品種が多い。ソルゴーは本来この品種群の中で,とくに糖分含量が多く,糖みつ,シロップなどの製造にも利用される方向に分化した変種に与えられた名称で,それを日本ではサトウモロコシ,ロゾク(蘆粟)などと呼んでおり,アメリカでもスイートソルガムsweet sorghumを指すことが多い。…

※「サトウモロコシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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