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サムエル記 サムエルき Shemuel; Books of Samuel

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サムエル記
サムエルき
Shemuel; Books of Samuel

旧約聖書の歴史書の一つ。ユダヤ教では預言のなかに入れられる。ヘブライ語写本では元来1巻であったが,ギリシア語七十人訳聖書 (セプトゥアギンタ ) で初めて2巻に分けられ,名称も Samuelではなく Basileiōn (Regnorum王国の書) とされた。

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世界大百科事典 第2版の解説

サムエルき【サムエル記 Book of Samuel】

旧約聖書の《士師記》と《列王紀》の間にある上・下2巻の歴史書。書名にもかかわらず,預言者サムエルが主役を演じるのは上8章までと12章のみである。上1~7章は,シロの神殿に仕えたサムエル少年時代,シロを中心とするイスラエル部族連合がペリシテ人に敗北した経緯,士師サムエルの活動などについて,上8~15章は,サウルがイスラエル初代の王に選ばれたいきさつ,サウルとペリシテ人の戦い,サウルとサムエルの仲たがいなどについて語る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サムエル記
さむえるき
The book of Samuel

旧約聖書』中の歴史書で、元来は1巻の書であったが、紀元前3世紀のギリシア語訳聖書で「列王紀」上下といっしょにされ、「王国の書」の二巻本となった。それ以来「サムエル記」は上下に分かれた。本書は、イスラエルに王国が成立した事情、そして初代サウル王とダビデ王の統治まで(前11~前10世紀の約1世紀間)を記している。ここには資料の系統など多くの文学的伝承層が認められ、預言者にして士師であったサムエル(前1040ころ登場)没後の王国史を語っているので、著者は、ユダヤ教タルムードが伝えているサムエル自身ではなく、その伝承記者たちで、最終的には、おそらく前6世紀前半の「申命記」史家が諸資料を客観的にまとめたもの(R・C・カールソン、M・ノートなどの説)である。サムエルの少年時代、サウル英雄史話、王国成立、ダビデ登場、ナタン預言とダビデ王国、優れた歴史記述である「王位継承史」ほかを通じて、一貫した神の選びの連続性が本書の主題となっている。[吉田 泰]

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