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サラダ(英語表記)salad

翻訳|salad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サラダ
salad

生野菜やゆでた野菜をソースであえたもの。肉や魚介類を使うこともある。冷たくしたものが多いが,温かいサラダもある。サラダの語源は,ラテン語のサル (塩) からきたとも,また 16世紀頃のフランスで用いていた半球形の甲 (かぶと) をサラドといい,サラダを盛った器がこれに似ていたからともいわれる。フランス料理では,生野菜をビネグレットソースなどであえたサラド・サンプル salade simpleと,ゆでた野菜,肉,魚,卵などをマヨネーズなどを土台とした濃厚なソースで和えたサラド・コンポゼ salade composéに大別している。他の魚料理,肉料理のように,サラダ一品を中心にコースを組むことはできない。その点,あくまでも副次的な料理ではあるが,味や色彩,消化,あるいはビタミン,ミネラルの供給源として見逃せない。

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百科事典マイペディアの解説

サラダ

冷たい西洋料理の一種。ラテン語のsalは塩の意で,もとは生野菜に塩をふりかけたものであったらしい。その後,野菜を主とし,肉類,果実などを塩,酢,サラダオイル,各種香辛料などであえたものになった。魚介・肉類を主材料にしたものは冷製料理として主菜の一つとなり,その簡単なものは前菜にもなる。普通は肉料理の付合せとして,生野菜を主にしたものが器を別にして供せられる。サラダをあえるソースをサラダドレッシングといい,現在は酸味のあるソースが主で,マヨネーズフレンチドレッシング(ビネグレットソース)が代表的である。材料やソースによって各種のサラダが作られるが,新鮮な生野菜によるグリーンサラダのほか,卵,エビ,オリーブの実など材料の種類の豊富なイタリアサラダなどがある。いずれも食べる直前にドレッシングであえる。
→関連項目フランス料理

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栄養・生化学辞典の解説

サラダ

 野菜や果実を主原料として酢と混ぜた油(ドレッシング)やマヨネーズなどで食べる料理.

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

サラダ【salad】

生野菜を主材料に、ときには肉・魚介類・ゆで卵マカロニなどを加えてドレッシングやマヨネーズで和えた料理。ポテトサラダなど、ゆでた野菜を用いるものもある。◇「塩」の意のラテン語「sal」に由来し、野菜に塩をかけて食べたのが始まりとされる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

サラダ

西洋料理の一種。英語はsalad,フランス語ではsalade。生野菜を塩,酢,油などで調味したものを基本とするが,ゆでた野菜や卵,あるいはチーズ,肉,魚,果物など材料に制限はなく,材料とドレッシング(調味用ソース)の組合せで種類は多い。生の野菜だけを材料とするグリーンサラダは肉料理の付合せなどとされ,野菜以外のものをも取り合わせたサラダはメーンディッシュ(主要料理)にもなり,量を少なくしてオードブルにもされる。

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大辞林 第三版の解説

サラダ【salad】

生野菜をドレッシングやマヨネーズであえたものを基本に、果物やゆでた卵・ジャガイモやハム・肉などを加えた料理。サラド。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サラダ
さらだ
salad英語
saladeフランス語

生野菜、ゆでた野菜、または下調理された魚貝類、獣鳥肉類などをサラダ用ソースで和(あ)えるか、またはソースを添えて供する冷製料理である。正餐(せいさん)では最終の肉料理のあとにとる。スープから最終の肉料理まではタンパク質と脂肪に富んでいるが、炭水化物に乏しく、加熱料理が主でビタミン類も不足しがちなので、これを補うためにも、献立上たいせつな役割をしている。前菜、冷製料理、サンドイッチなど応用面の広い料理である。
 サラダの語源は、ラテン語のサルsalからきており、塩、つまり塩味をつけたという意味を表す。昔の人が野菜に塩をふりかけて食べたのが現在のサラダの始まりであるという。[小林文子]

種類

(1)単純なサラダsimple salad(英語)salades simples(フランス語) 新鮮な野菜、レタス、トマト、キュウリ、セロリなどの1種類、または風味と色どりのために2~3種類を組み合わせて、フレンチソース(ソース・ビネグレット)をかける。
(2)混合サラダcombination salad(英語)salades composes(フランス語) 生野菜、ゆでた野菜(ニンジン、ジャガイモなど)、魚、卵、鶏肉、エビ、カニ、ハム、果物など色どりよく混ぜ合わせてつくる。味の調和さえよければ、材料の種類に決まりはない。ソースはソース・ビネグレットだけではなく、マヨネーズやこれらを土台にして変化をつけたソースを使う。単純なサラダに比べ味や質も濃厚で、前菜としても使える。[小林文子]

用途

サラダは用途に応じて使い分ける。
(1)食前のサラダ オードブルがわりに食事の前に食べるサラダで、よく冷やした簡単なフルーツサラダや野菜のサラダが適当。なかでもニース風とよばれるトマトとアンチョビーをたくさんあしらったものが、南フランスを中心に有名である。盛り付けは量を加減して色や形に気を配り、見た目に美しくする。
(2)メインディッシュのサラダ 野菜、果物、牛肉、豚肉、鶏肉、魚、貝、麺(めん)類などを用いたサラダで、味もやや濃厚になる。これだけで主料理になるほどの量、味、栄養がある。とくに夏の手軽な食事には冷やしたサラダが最適で、たとえばビーフサラダ、チキンサラダ、クラブミートサラダ、マカロニサラダなどがある。
(3)付け合わせのサラダ 肉、魚の濃厚な味に対して、新鮮な野菜や果物などさわやかな風味で、料理を引き立たせるサラダである。生野菜や果物などが中心となるが、ゆでたジャガイモやサヤインゲンなどを使うこともある。主料理の内容や季節を考えて、サラダの材料を選ぶことがたいせつである。
(4)食後のサラダ 料理の最後を引き締めるサラダである。さっぱりと口当りがよく、胃にたまらないもので、しかも前の料理と材料の味が重ならないように選ぶ。[小林文子]

サラダ作りのコツ

なまのまま食べるサラダは、料理法が単純であるだけに、材料は新鮮で、みずみずしいものを選ぶことが第一である。中性洗剤で洗ったあとは、とくに流水でよく洗い、水をよくきることがたいせつである。レタスなどは水で洗ったあと、水きり用の金網に入れてよく振るか、ふきんで軽くふく。ニンジンやキャベツのせん切りは、氷水につけると張りが出る。しかし、切ってから長時間水にさらすと、うま味がなくなる。レタスは、金けが味を落とすので、手でちぎるほうがよい。とくに水分の多い材料は、酢洗いして水けをとる。材料も器具も食べる直前まで十分に冷やしておき、食卓に出す直前にソースで和える。盛り付ける器に、ニンニクの切り口を軽くなでつけると、サラダに香りが移っておいしくなる。サラダには金属性の器、サーバー(大形のスプーン、フォーク)は避ける。[小林文子]

サラダに用いられるソース

(1)フレンチソースfrench sauce(ソース・ビネグレットsauce vinaigrette) サラダオイル、フルーツ・ビネガー、レモン汁、塩、こしょうで調味する。タマネギ、パセリ、クレソン、ショウガ、ワサビ、からし、生クリーム、パプリカ、蜂蜜(はちみつ)、各種チーズ、エストラゴンなどを加えてつくると千差万別のソースができる。
(2)マヨネーズソースmayonnaise sauce サラダオイル、酢、塩、洋がらし、砂糖、卵黄などを材料にしてつくったソース。このソースも、トマトケチャップ、ホウレンソウからつくった葉緑素などを加え、ピンク色、緑色にして変化をつけることもできる。ソースは十分冷やして使うこと。[小林文子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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