ザンクトガレン(英語表記)Sankt Gallen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ザンクトガレン
Sankt Gallen

スイス北東部,ザンクトガレン州州都。ボーデン湖の南に位置する。古くからリネン,綿織物工業が発達し,20世紀初めには刺繍の中心地として世界的に有名。今日では伝統産業のほかに既製服,織物,ガラス,金属製品などの近代産業も導入されている。 612年にケルト人の修道士聖ゴール (ドイツ語でザンクトガレン) がこの地に庵を結んだ。のちにそれがベネディクト会修道院に発展し,同修道院は 11世紀頃まではアルプス以北における最も重要な教育施設であった。 1311年自由都市となる。 1755~69年建立の修道院聖堂は,スイス有数のバロック建築で,ロココ風大広間をもつ図書館は 2000点に及ぶ中世の古写本,1650冊のグーテンベルク時代の印刷本などを所蔵,1983年世界遺産の文化遺産に登録された。人口7万 3367 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ザンクト‐ガレン(Sankt Gallen)

スイス北東部、ザンクトガレン州の州都。612年、アイルランドの隠修士ガルスが建てた僧院に起源する。8世紀から11世紀にかけて中世ヨーロッパにおける文化の中心地の一つだった。18世紀半ばに改築された大聖堂は同国屈指のバロック様式の建築として知られ、旧修道院、修道院図書館とともに、1983年に世界遺産(文化遺産)に登録された。フランス語名、サンガル

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