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シェルスキー Schelsky, Helmut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シェルスキー
Schelsky, Helmut

[生]1912.10.14. カールマルクスシュタット
[没]1984.
ドイツの社会哲学者。 1948年ハンブルク大学社会学教授。ドイツの体系的立場,アメリカのプラグマティズムから出発したが,のち社会哲学に転じ,第2次世界大戦後のドイツ社会を,工業化,家族,若者などの観点から社会哲学的に考察している。主著"Soziologie der Sexualität" (1955) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シェルスキー
しぇるすきー
Helmut Schelsky
(1912―1984)

ドイツの社会学者。ケーニヒスベルク大学(現、イマヌエル・カント・バルト連邦大学)、ライプツィヒ大学で哲学、社会学、歴史学などを学び、ケーニヒスベルク、ストラスブール、ミュンスター各大学の教授を歴任した。当初、哲学に関心を寄せていたが、第二次世界大戦後は社会学の分野に移行し、家族、青年問題、性、経営社会学など幅広い分野で業績をあげた。とくに『現代ドイツ家族の変化』(1953)は、実証的方法による戦後ドイツ家族の位置づけ、家族関係の変化、家族内の婦人の地位など、戦中戦後の社会変動のなかでの問題を分析して、高い評価を得た。また青年問題では『懐疑的世代』(1957)を著し、役割理論に依拠しつつ、イデオロギーへの懐疑に揺れ動く青年像をとらえるなどの業績を残している。社会学は「持続的な現在分析」を課題としているという立場から、現代社会のさまざまな領域において発言し、ジャーナリズムの世界においても大いに活躍した。[鈴木幸寿]
『シェルスキー著、田中昭徳・阿部謹也訳『大学の孤独と自由』(1970・未来社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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