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シトシン cytosine

翻訳|cytosine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シトシン
cytosine

核酸を構成するピリミジン塩基の一つで,DNARNAのどちらにも存在する。構造は2-ヒドロキシ-6-アミノピリミジン (分子式 C4H5N3O ) 。水に可溶で,水溶液塩基性を示す。核酸成分として以外に,脂質の中間代謝で重要であり,生物界には糖およびリン酸のついたシチジンヌクレオチドの形で存在する。

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栄養・生化学辞典の解説

シトシン

 C4H5N3O (mw111.10).

 2-オキシ-6-アミノピリジン.核酸の構成成分であるシチジル酸,デオキシシチジル酸の分子の一部.

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大辞林 第三版の解説

シトシン【cytosine】

ピリミジン塩基の一。化学式 C4H5N3O 核酸を構成する成分の一つで、 DNA の二重螺旋らせんの中ではグアニンと水素結合して塩基対をつくっている。略号 C

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シトシン
しとしん
cytosine

2-オキシ-6-アミノピリミジンに相当し、核酸構成塩基の一つ。RNA(リボ核酸)およびDNA(デオキシリボ核酸)のいずれにも含まれる。1894年にドイツの生化学者A・コッセルらが子ウシの胸腺(きょうせん)の加水分解物から分離した。1分子の結晶水をもつ板状晶として得られ、互変異性体として存在するが、水溶液中ではほとんどがケト形である。亜硝酸の作用で脱アミノ化されてウラシルとなる。5位の炭素に置換反応がおこり、ハロゲンやニトロ基が入る。[入江伸吉]

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世界大百科事典内のシトシンの言及

【遺伝暗号】より

…通常この三つ組(トリプレットtriplet)は,塩基の頭文字をとったアルファベットの4文字(A,U,G,C)を三つ並べて表記する。A,U,G,Cはそれぞれ,アデニン,ウラシル,グアニン,シトシンを表し,1個のコドンは1個のアミノ酸または読み終りの信号(句読点のようなもの)に対応する。遺伝暗号表の読みかたは,三つ組塩基の左側から,1番目,2番目,3番目とし,UUUというコドンなら,左上端のフェニルアラニン(Phe)というアミノ酸に対応することがわかる。…

【核酸】より

…DNAでは糖の部分が2‐デオキシ‐D‐リボース(2‐deoxy‐D‐ribose)であるのに対して,RNAのそれはD‐リボース(D‐ribose)である。さらにDNAの塩基はアデニンadenine(Aと略す),グアニンguanine(G),シトシンcytosine(C),チミンthymine(T)の4種からなるが,RNAの場合はチミンの代りにウラシルuracil(U)が用いられる(図2)。DNAもRNAもこれら4塩基がいろいろな順序で多数配列した巨大分子であり,場合によってはこれら塩基に特殊な修飾の加わった(例えばメチル化された)微量塩基が少量存在することもある。…

【ピリミジン塩基】より

…生体中では,プリン塩基とともにヌクレオチドとして核酸の構成単位となる。DNA中にはシトシンとチミンが,RNA中にはシトシンとウラシルが含まれる。DNA中で紫外線照射により二量体となり,遺伝子傷害の原因となる。…

※「シトシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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