シドナム(その他表記)Sydenham, Thomas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シドナム」の意味・わかりやすい解説

シドナム
Sydenham, Thomas

[生]1624.9.10. ドーセット,ウィンフォードイーグル
[没]1689.12.29. ロンドン
イギリスのヒポクラテスといわれる 17世紀最大の実地医家。オックスフォードのモードリンカレッジに学んだのち,兄弟とともに議会党について国王チャールズ1世軍と戦った。戦後復学して医学を学び,トマス・クレートンからヒポクラテスの説を聞き傾倒。 56年結婚してロンドンで開業した。彼は初めて医療にアヘンチンキを使い,貧血に鉄を,マラリアキニーネを使うことを広めた人であった。猩紅熱 (しょうこうねつ) ,ヒステリー,小舞踏病について記述した最初の人でもあった。空論よりは実務を重視し,本や定説よりも患者を詳細に観察することを治療の方針とした。一生王立医師会員に推挙されず,52歳でようやくケンブリッジ大学から学位を贈られた,いわば医学界の反主流派の人。ウェストミンスター大聖堂に葬られた。

シドナム
Sydenham, Charles Poulett Thomson

[生]1799.9.13. ウィンブルドン
[没]1841.9.19. キングストン
イギリスの植民地行政官。カナダ総督 (在任 1839~41) 。自由貿易や金融制度の改革を唱える自由主義者として 1826年に下院に当選して政界に入る。 39年ダラム報告勧告によるアッパー,ローワー両カナダの統合をはかるという任務を帯びてカナダ総督に就任,41年にそれを達成した。カナダにおける責任政府の実現にも尽力したが,それを果さぬうちに落馬事故により死去

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