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シンプリキウス Simplicius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シンプリキウス
Simplicius

[生]?. チボリ
[没]483.3.10. ローマ
チボリ出身の第47代教皇在位 468~483)。聖人。教皇ヒラリウス(在位 461~468)の後継者として 468年3月に登位。在位期間は宗教的にも政治的にも動乱の時代だった。476年に西ローマ皇帝ロムルス・アウグスツルス(在位 475~476)がゲルマン人オドアケルに追放され,西ローマ帝国は終焉を迎えた。オドアケルはビザンチン皇帝ゼノ(在位 474~475,476~491)から貴族の地位を与えられ,実質的にイタリアの支配者となった。また東方教会は,キリストの本性をめぐって正統派とキリスト単性説派とに分裂していたが,482年にゼノがヘノチコン(統一勅令)を公布した。これは両者の妥協をはかる懐柔的な勅令だったが,シンプリキウスは,単性説を否定する結論を出した 451年のカルケドン公会議の正統性を断固として支持し,ゼノの方針に反対を続けた。祝日は 3月10日。

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