高松市の西部から
五峰のうちもっとも早く文献にみえるのは白峰で、西行は白峰山上にある崇徳天皇陵に詣で、「白峯と申す所に御墓の侍りけるにまゐりて」という詞書をもつ歌を詠んでいる(山家集)。崇徳天皇陵とそれを守護する
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
香川県中北部にある瀬戸内海に臨む台地状の山地。国分台(こくぶだい)ともいう。高松市、坂出(さかいで)市にまたがる8キロメートル四方の屋島(やしま)型山地で、山頂はほぼ平坦(へいたん)である。大平山(おおひらやま)(479メートル)を最高とし、花崗(かこう)岩の上に凝灰岩や讃岐(さぬき)岩質安山岩が広く分布し、マツの木で覆われている。白峰山(しらみねさん)、黒峰、紅(こう)ノ峰、青峰、黄ノ峰の山々があることから五色台とよばれる。これらの峰を回る自動車道路がつけられ、瀬戸内海の多島美を楽しめる。展望台やレストハウスなどのほかに瀬戸内海歴史民俗資料館や野外活動センターなどもあり、とくに資料館は漁業に関する民俗資料を収集する。白峰山には四国八十八か所第81番札所白峰(しろみね)寺、青峰には第82番根香寺(ねごろじ)がある。白峰寺の境内には、保元(ほうげん)の乱後讃岐に配流された崇徳(すとく)上皇の御陵がある。五色台北西麓(ろく)には国民休暇村がある。
[稲田道彦]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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