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シーサンパンナ Xī shuāng bǎn nà

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世界大百科事典 第2版の解説

シーサンパンナ【Xī shuāng bǎn nà】

中国,雲南省南端のタイ(傣)族自治州。景洪市と勐海(もうかい),勐臘(もうろう)の2県よりなる。政府所在地は景洪市。タイ,ハニ(哈尼)など10余の少数民族が住み,州南部は熱帯に属する。三国時代の蜀では永昌郡下にあったが,元代に徹里軍民総管府が設けられ封建制に移行した。ちなみに西双版納とはタイ語で12の千田の意で千田とは封建領地の単位をさす。明・清に車里宣慰司がおかれ,土司(どし)制度が確立した。1950年に解放された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シーサンパンナ
しーさんぱんな / 西双版納

中国、雲南(うんなん/ユンナン)省南端にあるタイ族自治州。ミャンマー、ラオス両国と国境を接する。景洪(けいこう/チンホン)市と(もうかい)(もうろう)の2県からなり、州政府の所在地は景洪市の允(いん)景洪鎮。人口85万3551(2000)。後漢(ごかん)の永昌(えいしょう)郡南辺の地で、唐代の南詔(なんしょう)国銀生節度使、元代に徹里(てつり)軍民総管府、明(みん)・清(しん)代には車里宣慰司が置かれた。シーサンパンナは、「十二の開けた地区」という意味のタイ語系のことばに基づく。1955年自治州となった。
 瀾滄江(らんそうこう/ランツァンチヤン)流域の平野は水田地帯であり、自治州の中心をなすタイ族の居住地である。周辺の山地では、ハニ族、プーラン族、ラフ族などがかつて焼畑と狩猟を行っていたが、現在は茶の栽培地が広がっている。そのほか平地ではバナナ、コーヒーなどの亜熱帯作物の栽培が盛ん。原始林には、ゾウ、サイ、テナガザル、クジャクなどが多く生息する。また、シーサンパンナじゅうたんの生産で有名。州内には昆洛(こんらく)自動車道とその支線が通じている。[青木千枝子・河野通博]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のシーサンパンナの言及

【シプソン・パンナー】より

…中国,雲南省の最南端部で,ラオス,ミャンマーとの国境に接する地域のタイ・ルー語による呼称。漢字表記では西双版納(シーサンパンナ)。タイ・ルー族の約21万人をはじめ,タイ系民族が多く住む。…

【住居】より

…外壁は内転びをつけた分厚い石壁で,これに木材根太を組み合わせた構造とし,屋根は厚い土葺きになる。
[西南少数民族の住居]
 雲南省シーサンパンナ(西双版納)のタイ族は,大屋根を葺き下ろした干闌(高床)式住宅で,下層は家畜と物置,上層に居室,テラスがある。このほか西南地方には,広西のチワン(壮)族,貴州のミヤオ(苗)族,トン(侗)族など,外観の特徴は異なるが干闌式住宅を用いている少数民族は数多い。…

※「シーサンパンナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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