改訂新版 世界大百科事典 「ジェム」の意味・わかりやすい解説 ジェムCem生没年:1459-95 オスマン帝国第7代スルタン,メフメト2世の王子。トルコ名門貴族に支持されて,イエニチェリが擁する兄バヤジトとスルタン位継承を争い,戦い(1481-82)に敗れてロードス島の聖ヨハネ騎士団のもとへ逃走し,そこからフランス,イタリアへ護送され監禁中に暗殺された。スルタンに即位したバヤジト2世にとって,亡命中のジェムは潜在的な脅威であり,ジェムの死までオスマン帝国の征服活動は抑制された。執筆者:小山 皓一郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジェム」の意味・わかりやすい解説 ジェムgem 宝石を意味する語であるが,一般には彫刻を施した小型の貴石をいう。メソポタミア,ペルシア,ギリシア・ローマ時代に盛んに行われ,特にローマのジェムは有名でサードオニックスのような多層の色層をもった宝石が使われた。彫刻の種類によって陽刻のカメオと陰刻のインタリオに分けられる。 ジェムCem [生]1459. エディルネ[没]1495. ナポリオスマン帝国第7代スルタン,メフメット2世の王子。父の死後,兄バヤジッドが即位したが,兄に殺されることを恐れ,王位を奪うべく戦ったが,敗れてヨーロッパに亡命。政争に利用され,ナポリで死んだ。劇的な彼の生涯は,詩や文学の対象になっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by