ジャマールザーデ(英語表記)Jamālzādeh

改訂新版 世界大百科事典 「ジャマールザーデ」の意味・わかりやすい解説

ジャマールザーデ
Jamālzādeh
生没年:1895ころ-1997

イラン作家。現代イランの口語散文文学の提唱者。イラン立憲革命期の著名な大衆説教者ジャマーロッディーン・イスファハーニーの子。イスファハーンに生まれ,ベイルート,パリ,ローザンヌに遊学。第1次大戦中イラクで民族主義運動に加わり,後ベルリンでイラン人知識人による文学誌《カーベ》の編集に参画。1921年カーベ社(ベルリン)から短編集《むかしむかし》を上梓,口語散文による現代ペルシア文学のマニフェストとみなされ革命的な衝撃を与えた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android