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スグリ

栄養・生化学辞典の解説

スグリ

 [Ribes grossularioides],[R. uva-crispa].バラ目スグリ科スグリ属の落葉低木の総称.果実を食用にする.

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百科事典マイペディアの解説

スグリ

ユキノシタ科スグリ属植物の数種の総称。日本ではセイヨウスグリ(マルスグリ)をさすことが多い。セイヨウスグリはとげのある落葉小低木でグーズベリーともいわれ,16世紀ころ英国で栽培され始めた。

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世界大百科事典 第2版の解説

スグリ【Ribes】

スグリ属Ribesはユキノシタ科の小低木で,果実が食用とされる種を多く含む。和名のスグリは本州中部に分布するR. sinanense F.Maek.をさすが,スグリ属の総称名としても,あるいは果樹として利用されるスグリ類の一般名としても用いられている。北半球の温帯域を中心に150種ほどを有するスグリ属の果実は球状の多汁な液果になるものが多く,ヨーロッパや北アメリカでいくつかの種が小果樹として栽培化された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スグリ
すぐり / 須具利
[学]Ribes

ユキノシタ科スグリ属の総称。落葉低木で、スグリ区とフサスグリ区の2区に分けられる。
(1)スグリ区 グーズベリーgooseberryと総称され、数種がある。花は単生するか、葉腋(ようえき)に束状につき、多くは枝に刺(とげ)がある。長野、山梨の両県にまれにみられる野生種R. formosana Hayata var. sinanense Kitam.は高さ2メートル、無毛の枝が多数あり、葉腋に3裂した刺がある。花は白ないし淡赤色で、5月ころ葉腋に1個ずつつける。果実は球形ないし楕円(だえん)形で、直径約1センチメートル、熟果は赤く、食べられる。セイヨウスグリ(ヨーロッパスグリ、イングリッシュグーズベリーともいう)R. grossularia L.はヨーロッパ原産。果実は球形ないし楕円形で、直径1~1.5センチメートル、高さ1~2センチメートル、熟果は赤、黄、緑白色などである。枝は短くて太く、鋭い刺がある。この系統のドイツ大玉は重さ約8グラムで、緑白色に熟し、よく生食用とされる。また赤実大玉は熟すと暗赤色となる。アメリカスグリR. hirtellum M.はアメリカ原産。果実は多くは球形で、小さい。ヨーロッパ系のスグリと本種との雑種のなかから、よい栽培品種ができている。ハウトンHoughtonはそのなかの一つで、うどんこ病に対して抵抗性があり、豊産で、果実は3グラムにもなる。7~8月、暗赤色に熟す。
(2)フサスグリ区 カランツcurrantsと総称される。4~5月に房状に花をつけ、7~8月に熟す。成熟果が赤色の品種群をレッド・カランツred currants/R. sativum Symeといい栽培種の基本種で、ヨーロッパ北西部原産。白色果と桃色果の系統はこの変種である。黒色果の品種群をブラック・カランツ(クロミノフナスグリ)black currants/R. nigrum L.とよび、ヨーロッパと中央アジア原産。日本への渡来は明治初期で、北海道、東北地方など夏期に冷涼な地域での栽培に適する。暖地では半日陰地で栽培する。繁殖は挿木、取木などによる。生食のほか、ジュース、ジャム、ゼリーなどに用いる。[飯塚宗夫]

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世界大百科事典内のスグリの言及

【ベリー】より

…園芸学ではさらに広い意味でミカン類やナシ,リンゴを含めていう場合もあるが,一般には果物のうち欧米で小果類small fruitsと呼ばれる一群をさすことが多い。ブドウ,イチゴ,キイチゴ類,スグリ類,コケモモ類その他がこれに当たるが,日本では果樹としてこのうちブドウ,イチゴを除いたものを低木性果樹,または小果樹類といっている。ベリーと呼ばれる果実のなかには,キイチゴ類やイチゴのように植物学的には液果でないものも含まれる。…

※「スグリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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