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スタッコ stucco

翻訳|stucco

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スタッコ
stucco

本来は大理石に似た表面の仕上げを行うための塗り壁材料。石灰に大理石粉,粘土などを混ぜて練ってつくる。ギリシア,ローマ,イスラム建築の細部装飾に多く用いられた。今日でもヨーロッパにはこの技法の伝統が残っているが,最近の日本ではもっぱらセメントモルタルによって粗面をつくる仕上げにこの語を用いている。

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デジタル大辞泉の解説

スタッコ(〈イタリア〉stucco)

石灰に大理石粉、砂などを混ぜて練った建築材料。西欧で古代から、壁や天井などの装飾に使われた。化粧漆喰(しっくい)。スツッコ。

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百科事典マイペディアの解説

スタッコ

建築の内壁仕上げに用いる化粧漆喰(しっくい)。ストゥッコともいう。消石灰を主原料とし,補強のために粘土粉,大理石粉,砂,顔料などを混ぜ練ったもの。加工しやすく,乾くと硬化する。
→関連項目ハッダ

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リフォーム用語集の解説

スタッコ

吹付材の一種で、セメント系、けい酸質系、合成樹脂エマルション系などの厚付けの仕上塗材を外壁表面などに吹き付け、コテローラーなどで表面に凹凸模様をつける手法。重厚な雰囲気をもち、外壁・内壁・天井などの仕上げに用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

スタッコ【stucco】

建造物の内外に塗りつける左官材料。ストゥッコとも呼び,化粧しっくいと訳される。通例,消石灰に大理石粉,粘土粉,砂,顔料などを混入して練ったもので,細工するときは軟らかく,硬化すると耐久性をもち,現在多用されているセメント・モルタルもその一種である。古代の日乾煉瓦造の建物では,はじめ表面に泥を塗って保護したが,やがて石灰スタッコで塗り上げ,白い滑らかな壁面とすることが一般化した。ギリシア人は,大理石以外の多孔質の石材を用いて建てるときは,大理石の細粉を混じたスタッコを塗って磨き上げ,大理石に近い表面をつくり出す技術を完成した。

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世界大百科事典内のスタッコの言及

【塑造】より

…【中山 公男】
[東洋の仏教塑像]
 仏像が初めて製作された北西インドのガンダーラでは,3~5世紀ころに石仏とともに塑像が多くつくられた。同期の遺品が隣接するアフガニスタンのハッダ,カーブルから多く出土しており,これらは粗い土の上をしっくいを混ぜた細かい塑土で整えたスタッコの技法で製作されている。良質の石材が得難い中央アジアでは塑造の仏像が多くつくられ,石製の芯の表面に塑土を盛った石胎塑像やスタッコ像が,東トルキスタン各地の4~5世紀ころの仏教遺跡,ミーラーン,ビハーラ,トゥムシュクなどから出土している。…

※「スタッコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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