スタニスワフ スクロヴァチェフスキ(英語表記)Stanisław Skrowaczewski

現代外国人名録2016 の解説

スタニスワフ スクロヴァチェフスキ
Stanisław Skrowaczewski

職業・肩書
指揮者,作曲家 読売日本交響楽団桂冠名誉指揮

国籍
米国

生年月日
1923年10月3日

出生地
ポーランド・ルヴォフ(ウクライナ・リボフ)

学歴
ルヴォフ音楽院,クラクフ国立高等音楽学校

受賞
シマノフスキ作曲賞〔1947年〕,ローマ国際指揮者コンクール第1位〔1956年〕

経歴
7歳でオーケストラ作品を作曲。1934年ピアニスト、’36年指揮者としてデビュー。ルヴォフの音楽院などで指揮、作曲を学ぶ。’47〜49年パリでナディア・ブーランジェに作曲、パウル・クレツキに指揮を師事。’49〜54年カトヴィーツェで指揮、’56〜59年ワルシャワフィルハーモニーの指揮者を歴任。’58年クリーブランド管弦楽団を指揮して米国にデビュー。’60年米国に移住。’60〜79年ミネアポリス交響楽団(現・ミネソタ管弦楽団)の指揮者を務め、同楽団を全米屈指の水準に引き上げ、同楽団から桂冠指揮者の称号を受ける。’84〜91年マンチェスターのハレ管弦楽団首席指揮者。のちフリーの指揮者として活躍。2007年読売日本交響楽団第8代常任指揮者に就任。2010年退任し、桂冠名誉指揮者。ブルックナーブラームスなど、ドイツ音楽演奏定評がある。作曲家としては交響曲弦楽四重奏曲、ピアノ曲などの作品がある。1978年初来日、以後公演で度々来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

スタニスワフ スクロヴァチェフスキ
Stanislaw Skrowaczewski


1923.10.3 -
ポーランドの指揮者,作曲者。
リヴォフ生まれ。
リヴォフ、クラクフの音楽院で学んだ後、パリでN.ブーランジェ、P.クレツキらに師事。ヴロツワフ・フィル、ワルシャワ・フィル等の指揮者を歴任後の1956年に渡米し、’60〜79年ミネアポリス交饗楽団(現ミネソタ交饗楽団)の音楽監督として優れた業績を残し、’74年には大統領よりメダルを贈られた。現代音楽を得意とし、また、4曲の交響曲をはじめ多くの作品を残した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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