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スターリング すたーりんぐErnest Henry Starling

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スターリング(Ernest Henry Starling)
すたーりんぐ
Ernest Henry Starling
(1866―1927)

イギリスの生理学者。1889年ロンドンのガイ病院附属医学校の生理学講師となり、1899年から1923年までロンドン大学の生理学教授を務めた。1902年ベーリスWilliam Maddock Bayliss(1860―1924)と共同研究で、十二指腸の粘膜から分泌されるセクレチンが血液に吸収されて、膵液(すいえき)と胆汁の分泌を促すことを発見した。1905年スターリングはこのような内分泌物質を「ホルモン」と総称することを提案した。「ホルモン」はギリシア語で「呼び覚ますもの」の意で、体内に眠っている機能を呼び覚まし、活動をおこさせるものを意味する。また彼は、動物実験によって「心臓のスターリング法則」を発表した。心室へ流入する血液量が多くなれば、それだけ心室の張力が増大して、1回の血液拍出量も増加し、血液の過度の貯留のためにおこる循環障害を防ぐことができるというのである。主著に『人体生理学原理』(1912)がある。1911年(明治44)に来日した。[古川 明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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