スポーツ基本計画(読み)すぽーつきほんけいかく

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スポーツ基本計画
すぽーつきほんけいかく

スポーツ基本法の規定に基づき、定められた国の行動指針。文部科学省が、2012年度(平成24)から10年間程度を見通した基本方針を定め、おおむね5年間で行うべき事業の骨格を定めたものであり、2001~2011年度までの行動方針を定めたスポーツ振興基本計画を継承するものである。計画の根拠になっているスポーツ基本法は2012年3月に、スポーツ振興法を全面改訂して策定された。1961年(昭和36)制定のスポーツ振興法が東京オリンピックの施設整備などハード面に主眼が置かれていたのに対し、スポーツ基本法はソフト面を中心に据えている。前文に「スポーツ立国の実現を目指し、国家戦略として、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進する」とあるように、スポーツ振興を国家戦略と位置づけているのも特徴である。この法律の理念に基づき、スポーツ基本計画では、(1)子供のスポーツ機会の充実、(2)ライフステージに応じたスポーツ活動の推進、(3)住民が主体的に参画する地域のスポーツ環境の整備、(4)国際競技力の向上に向けた人材の養成やスポーツ環境の整備、(5)オリンピック・パラリンピック等の国際競技大会の招致・開催等を通じた国際貢献・交流の推進、(6)スポーツ界の透明性、公平・公正性の向上、(7)スポーツ界の好循環の創出、という七つの課題を掲げている。さらに、その実現に向けて、障害者スポーツの振興、学校における体育教育の充実、地域スポーツの指導者・施設の充実、国際的に活躍できるトップアスリートへの支援強化、スポーツ国際交流の推進、ドーピング防止活動の推進など、幅広い内容を定めている。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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