スロットマシン(英語表記)slot machine

翻訳|slot machine

デジタル大辞泉 「スロットマシン」の意味・読み・例文・類語

スロット‐マシン(slot machine)

料金投入口に料金を入れると一定作動をする自動販売機総称
コインを入れ、レバーを引くと表示窓の絵が回転し、止まったときの絵の組み合わせでコインが出てくる仕組みの自動賭博とばく機。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「スロットマシン」の意味・読み・例文・類語

スロット‐マシン

  1. 〘 名詞 〙 ( [アメリカ] slot machine )
  2. 料金投入口のある自動販売機の総称。
  3. コインを入れ、レバーを引くと表示窓の中で図柄が回転し、停止したときの図柄の組み合わせによって、コインが何倍かになって戻る仕組みの自動賭博機。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「スロットマシン」の意味・わかりやすい解説

スロットマシン
slot machine

スロット(小さな穴)に硬貨を入れて作動さす機械の意。広義には自動販売機を含めるが,一般にはレバーを引くと3~4本のリールがまわってばらばらに止まり,絵合せする賭博(とばく)機械をさす。1895年にアメリカの技師フェイCharles Feyが製作した〈リバティ・ベル〉が最初とされ,20世紀に入ると各地の賭博場に普及した。レバーが1本なので,別称をone-armed bandit隻腕悪党)といい,絵に果物が多く用いられるところからイギリスではfruit machineともいう。小額で賭けられるため根強い人気があり,ラス・ベガスだけでも2万台以上が年間7億ドルの収益をあげているという。普通は当りが出ると2~20倍の現金が戻るが,ジャックポットという最高の組合せは100~200倍になる。1ドル紙幣を用いる機械もある。日本にも第2次大戦後遊技機として輸入され,直接硬貨は使用できないが,とくに1960年代以後は新型が輸入あるいは製作されて,ゲームセンターや喫茶店に置かれた。79-80年に大流行したインベーダーゲームはコンピューターを使用した賭博機械であり,82年には賭金が最高500倍になるポーカーやバカラの遊技機が,関西を中心として爆発的に流行し,取締りの対象となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「スロットマシン」の意味・わかりやすい解説

スロットマシン

硬貨投入口(スロット)から硬貨を入れてレバーを引くと,3個ほどの円筒が回転し,これが停止したとき,小窓から見える円筒上の絵柄が所定の組合せになっていると受けざらに硬貨が出てくる一種の賭博(とばく)機。19世紀末米国で起こり,日本でも代用硬貨を用いて行われている。なお,元来は自動販売機,自動体重秤(ばかり)などもスロットマシンといった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android