セントビンセント・グレナディーン諸島(読み)セントビンセントグレナディーンしょとう

百科事典マイペディア の解説

セントビンセント・グレナディーン諸島【セントビンセントグレナディーンしょとう】

◎正式名称−セントビンセント・グレナディーン諸島Saint Vincent and the Grenadines。◎面積−389km2。◎人口−11万人(2012)。◎首都−キングスタウンKingstown(2万6721人,2012)。◎住民−黒人大部分。◎宗教−プロテスタント57%,カトリック11%。◎言語−英語(公用語)。◎通貨−東カリブ・ドルEastern Caribbean Dollar。◎元首−英女王エリザベス2世,総督バランタインFrederick Ballantyne(2002年就任)が代行。◎首相−ゴンサルベスRalph Gonsalves(1946年生れ,2001年3月就任)。◎憲法−1979年10月発効。◎国会−一院制(定員21,うち6は総督が任命,任期5年)。最近の選挙は2010年12月。◎GDP−6億ドル(2008)。◎1人当りGNP−2700ドル(1999)。◎農林・漁業就業者比率−20%(1991)。◎平均寿命−男70.4歳,女74.7歳(2013)。◎乳児死亡率−19‰(2010)。◎識字率−88.1%(2004)。    *    *中米,西インド諸島東部,ウィンドワード諸島中のセント・ビンセント島が,その南方のグレナディーン諸島とともに1979年独立して成立した国。主島のセント・ビンセントは火山性の島で急峻。高地森林におおわれ,低地は集約的耕地となっていてバナナ,クズ粉,綿花を産する。1979年セント・ビンセント島のスフリエール火山(1234m)が噴火して火山灰を降らせ,農業および観光に大被害を与えた。 1498年にコロンブスが到達,18世紀後半から英国植民を開始した。1957年英領西インド連合州に参加したが,ドミニカ国の独立(1978年)に刺激されて気運が高まり,1979年10月27日独立を達成した。

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