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ゼムスキー・ソボル zemskii sobor

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世界大百科事典 第2版の解説

ゼムスキー・ソボル【zemskii sobor】

16世紀半ばから17世紀にかけてロシアで行われた一種の身分制議会。〈全国会議〉の意。国政参加の場を広げようと,各身分の代表を集め,その意見を聞き,政府の政策への支持を求めるために開かれた。対立する諸身分の融和を求め,内政改革を準備するために1549年モスクワ大公イワン4世により召集された会議(ソボル)が最初のものとされる。会議は定期的ではなく,必要に応じツァーリの命令により召集された。典型的な会議の構成は〈貴族会議〉および高位聖職者より成る〈聖職者会議〉の構成員,政府高官と士族および大商人の代表より成った。

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世界大百科事典内のゼムスキー・ソボルの言及

【モスクワ・ロシア】より

… 1547年にツァーリの称号を公式に採用したイワン4世(雷帝)に,政治思想家ペレスベトフが強力な君主による正義の実現を求めたが,幼少期に有力者の専横を身近に体験したイワン自身が,最も雄弁な君主専制のイデオローグであった。彼の治世前半には司祭シリベストルと士族出身のアダシェフらの協力で,全国会議(ゼムスキー・ソボルZemskii sobor)とストグラフ会議が開かれ,新たな〈裁判法規集〉の制定(1551),教会制度の整備,税目と裁判手数料の確定,代官の廃止と郷および都市の住民団体の自治と責任の強化,所領面積に応じた軍役負担とこれに伴う世襲所領(ボチナ)所有者(多くは貴族)の勤務の自由の否定,などの改革が行われた。また1550年全国から選ばれた1000人余の士族がモスクワ近くにポメスチエを与えられ,彼らはこのころ形をととのえ始める使節庁,財務庁などの官庁(プリカース)の幹部にもなり,士族層のエリート(〈モスクワの士族〉)を形成していく。…

【モスクワ・ロシア】より

… 1547年にツァーリの称号を公式に採用したイワン4世(雷帝)に,政治思想家ペレスベトフが強力な君主による正義の実現を求めたが,幼少期に有力者の専横を身近に体験したイワン自身が,最も雄弁な君主専制のイデオローグであった。彼の治世前半には司祭シリベストルと士族出身のアダシェフらの協力で,全国会議(ゼムスキー・ソボルZemskii sobor)とストグラフ会議が開かれ,新たな〈裁判法規集〉の制定(1551),教会制度の整備,税目と裁判手数料の確定,代官の廃止と郷および都市の住民団体の自治と責任の強化,所領面積に応じた軍役負担とこれに伴う世襲所領(ボチナ)所有者(多くは貴族)の勤務の自由の否定,などの改革が行われた。また1550年全国から選ばれた1000人余の士族がモスクワ近くにポメスチエを与えられ,彼らはこのころ形をととのえ始める使節庁,財務庁などの官庁(プリカース)の幹部にもなり,士族層のエリート(〈モスクワの士族〉)を形成していく。…

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