翻訳|social game
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で提供され、不特定多数の参加者同士が相互に交流し、競争や協力をしながら遊ぶオンラインゲーム。ソーシャル・ネットワーク・ゲームsocial network gameともいう。アプリケーションプログラムを使用機器にインストールする必要がなく、ウェブブラウザー上で動作する。パーソナルコンピュータ(パソコン)をはじめ、携帯電話やスマートフォンなどの幅広い通信機器で遊ぶことが可能である。世界最大規模のSNS、フェイスブックFacebookで利用されるようになり、世界中に広がった。日本でもグリーGREEやDeNA(ディーエヌエー)(携帯電話専用ゲームサイトを運営)がSNSによる提供をはじめたことなどをきっかけとして、急成長した。
ソーシャルゲームはSNSの会員がゲームの利用を登録すれば、通常は通信費用以外の料金はかからず無料で利用できる。ただし効率的に遊んだり、付加価値をつけるためにはキャラクターやアイテム(道具)が必要であり、これらは無料のものもあるが、希少性が高いものは有料で提供される。購入にはゲーム上の暗号資産を使う場合が多い。暗号資産の補充は実通貨でできるため、代金として携帯電話使用料に付加されるか、クレジットカード払いなどとして後から請求される。この決済方法をアイテム課金とよび、インターネットの有料サービスの課金方法として浸透している。
2012年(平成24)5月、消費者庁はゲームの利用者にキャラクターやアイテムを供給する仕組みの「コンプリートガチャ」とよばれる電子くじのうち、有料で提供されるものについて、景品表示法に基づく懸賞景品制限告示第5項で禁じている「カード合わせ」にあたると公表した。あわせて同項の運用基準の改正案をパブリックコメントとして付し、2012年7月1日以降は提供業者への行政処分を検討するとした。コンプリートガチャは、コンプガチャ、ガチャともよばれ、ゲーム上で電子くじをひいてキャラクターやアイテムなどをそろえると、最終的に珍しい景品が手に入る仕組みである。欲しいアイテムをそろえるために高額の出費をする子供の利用者が続出し、社会問題となった。消費者庁の発表を受けて、SNS運営各社はコンプリートガチャの廃止を決定した。
[編集部]
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出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
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