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タガメ タガメLethocerus deyrolli

4件 の用語解説(タガメの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タガメ
タガメ
Lethocerus deyrolli

半翅目異翅亜目コオイムシ科。体長 60mm内外。体は褐色,扁平で,頭部は小さく,複眼は突出する。前胸は幅広く,前方に強くせばまり,後方に横溝がある。翅鞘は大きく,光沢があり,膜質部は小さい。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

タガメ

体長5~7センチになる日本最大の水生昆虫。肉食性で、魚類やカエルなどを捕らえて体液を吸う。田や池に生息。光に飛んで集まる性質がある。1950~60年代までは全国各地で見られたが、農薬の使用や開発、外灯の増加などで激減。環境省のレッドリストで、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」に分類されている。

(2008-10-23 朝日新聞 朝刊 2社会)

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百科事典マイペディアの解説

タガメ

半翅(はんし)目コオイムシ科の昆虫の1種。日本産水生昆虫中の最大種で,体長65mm内外,褐色。北海道を除く日本各地,朝鮮半島,中国,台湾,北インドなどに分布。池沼,水田などにすみ,魚,オタマジャクシ,他の昆虫などを捕食する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タガメ
たがめ / 田亀・水爬虫
giant water bug

昆虫綱半翅(はんし)目異翅亜目コオイムシ科Belostomatidaeの1亜科(タガメ亜科Lethocerinae)に含まれる昆虫の総称、またはそのなかの1種。体は大きく、口吻(こうふん)の第1節は太く短い。雄には臭腺(しゅうせん)が発達する。雌は水面上の水草の茎などに卵塊を産み、雄が保護する。
 和名タガメLethocerus deyrolleiは、日本最大級のカメムシで、体長50~65ミリメートル。体は褐色ないし暗褐色でつやがない。頭部は小さく、口吻は太くて短く、触角はきわめて小さく、複眼の下側に隠れる。本州以南、インドにかけて広く分布する。池沼、緩い流れにすみ、太くて大きな前脚で魚やカエルなどを捕食する。雌は初夏にマコモなどの茎上、水面上10センチメートルくらいに約100卵を帯状に産み、雄は孵化(ふか)までの間、卵塊上に静止してこれを守る。成虫で越冬する。かつては各地に普通にみられたが、最近は激減し、その姿はほとんどみられなくなった。沖縄諸島以南には近縁種のタイワンタガメL. indicusが分布する。この種は体長約80ミリメートルで、日本最大のカメムシ。体はやや細長く、褐色でやや光沢があり、複眼は球形に近く大きい。生態はタガメとよく似ている。[林 正美]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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