タッソー(英語表記)Tussaud, Marie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タッソー
Tussaud, Marie

[生]1761.12.1. ストラスブール
[没]1850.4.16. ロンドン
フランスの女流ろう人形作家,ロンドンマダムタッソろう人形展示館の創立者。スイスベルンとパリでろう人形の技術を学び,1780年以降はベルサイユルイ 16世の姉妹の美術教師をつとめた。フランス革命時代,初めは王党員として投獄されたが,のちに処刑された多くの著名な人物の頭部もしくはそのデスマスクを作らされた。 1802年以来ロンドンで作品を展示して名声を博し,イギリスの著名な人物の頭部も制作した。

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百科事典マイペディアの解説

タッソー

〈マダム・タッソー〉の名で知られる(ろう)人形館の創始者。スイスのベルンの生れ。パリで伯父から蝋人形の制作技術をならい,彼の死後はその人形館を継いだ。フランス革命期には有名人のデスマスクをとるためにギロチンに立ち会ったといわれる。1802年制作した蝋人形とともに英国に渡り,各地を巡業して回り,1835年現在のロンドンのベイカー街に蝋人形館を建てた。現在の展示品の中には彼女自身の制作したものもあり,とくに〈恐怖の部屋〉のマリー・アントアネットは有名。

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精選版 日本国語大辞典の解説

タッソー

[一] (Torquato Tasso トルカート━) イタリアの詩人。ルネサンスからバロックへの移行期に活躍。叙事詩「解放されたエルサレム」、牧歌劇「アミンタ」などを残す。(一五四四‐九五
[二] (原題 Torquato Tasso) 戯曲。五幕。ゲーテ作。一七九〇年成立。一八〇七年ワイマールで初演。ルネサンスのイタリアで、公女を愛する夢想的な詩人タッソーと、有能で現実的な大臣アントニオを対照させつつ、現実の世界に生きなければならない詩人の苦悩の道を描く。

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