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ダイモンジソウ

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百科事典マイペディアの解説

ダイモンジソウ

ユキノシタ科の多年草北海道〜九州,東アジアに分布し,低地〜高山の湿ったところにはえる。葉は根生し,腎円形で掌状に浅く裂ける。夏〜秋,高さ20〜30cmの花茎を出し,多数の白色花を横向きに開く。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダイモンジソウ
だいもんじそう / 大文字草
[学]Saxifraga fortunei Hook. f. var. incisolobata (Engl. et Irmsch.) Nakai

ユキノシタ科の多年草。山地渓谷沿いの岩上や滝の近くの岩壁などの湿った場所に生える。根茎は短く、葉は根生して長い柄をもち、葉身は腎(じん)状円心形、縁(へり)は5から多数に浅裂し、表面は緑色、裏面は淡緑色、葉肉中には金平糖(こんぺいとう)状の結晶がある。7~11月、高さ5~40センチメートルの花茎を出し、集散状に多数の白い左右相称花をつける。5個の花弁のうち、下側の2個は大きく垂れ下がり不同、上側の3個の花弁は下側の花弁よりも小さく、披針(ひしん)形または長楕円(ちょうだえん)形。名は、この花の形に由来する。雄しべは10本、葯(やく)は橙(だいだい)色または暗褐色。子房は上位で、2枚の心皮からなり、下半部は環状に隆起した黄色の花盤に取り巻かれる。南千島、樺太(からふと)(サハリン)から日本全土、朝鮮半島、中国に分布が及ぶ。低地から高山まで生育範囲がきわめて広いため、変異が多く、いくつかの変種が知られている。[若林三千男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のダイモンジソウの言及

【ユキノシタ】より

…このうちユキノシタのように左右相称形の花をもつ種は,日本や中国など東アジアに限られ,14種が知られる。日本にはユキノシタのほかに,ハルユキノシタS.nipponica Makino,ジンジソウS.cortusaefolia Sieb.et Zucc.(イラスト),ダイモンジソウS.fortunei Hook.f.var.incisolobata (Engl.et Irmsch.) Nakai(イラスト),センダイソウS.sendaica Maxim.,エチゼンダイモンジソウS.acerifolia Wakabayashi et Satomiなど6種がそのような花の形をもつ。ジンジソウやダイモンジソウの名も,その花の形を〈人〉文字や〈大〉文字にみたてたのである。…

※「ダイモンジソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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