コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ダフニスとクロエ

5件 の用語解説(ダフニスとクロエの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉プラスの解説

ダフニスとクロエ

フランスの作曲家モーリスラヴェル管弦楽用組曲(1911, 13)、バレエ音楽(1912初演)。原題《Daphnis et Chloé》。古代ギリシャの同名の恋愛物語に基づく。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ダフニスとクロエ

ロンゴス

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ダフニスとクロエ【Poimenika kata Daphnin kai Chloēn】

古代ギリシアの作家ロンゴスによって後2~3世紀ごろ書かれたと伝えられる牧歌的小説。物語の舞台はレスボス島に設定され,全4巻から成る。捨てられていた男の子ダフニスと,これも同じく捨子の女の子クロエが,それぞれ島の牧人に拾われて成長し,年ごろになるにつれて互いに愛しあうようになる。そこに海賊が現れダフニスは連れ去られそうになり,また戦争がおきて敵の船にクロエがさらわれ,二人の間に危機がおとずれる。ようやく救出されたクロエに今度は別の求婚者が現れたりしてさまざまな波乱がおこるが,最後には二人とも身分の良い家柄の生れであったことが判明し,めでたく結ばれる

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ダフニスとクロエ

牧歌的小説。古代ギリシャの作家ロンゴスにより二~三世紀頃書かれた。レスボス島を舞台に羊飼いの少年ダフニスとその恋人クロエをめぐる物語。ラベルによる同名のバレエ音楽が知られる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダフニスとクロエ
だふにすとくろえ
Poimenika ta kata Daphnin kai Chloen

古代ギリシアの恋愛小説。2世紀ごろロンゴスが書いたと伝えられる。全四巻。舞台はエーゲ海のレスボス島の田舎(いなか)。山羊(やぎ)飼いに拾われた捨て子の男の子がダフニスの名で育てられ、2年ほどのち、今度は隣の牧場に捨てられていた女の子が羊飼いにみつけられ、クロエと名づけられる。成長した2人は互いに想(おも)いを寄せ、あどけない口づけを交わすようになるが、平和な田園の四季の生活に波瀾(はらん)が起こり、ダフニスが海賊にさらわれそうになったり、戦争で敵がクロエを連れ去ったりする。危うく助けられたクロエに、今度は別の求婚者が現れ、さまざまの危機があるが、結局ダフニスは証拠の品からりっぱな農園主の息子であり、クロエも身分のよい娘であることが判明し、2人はめでたく結ばれる。この作品には古代の物語に共通する要素も多いが、舞台に統一性があり、基調となる牧歌的雰囲気など、他の同時代の小説にはみられない独自の味をもっている。ゲーテをはじめとして近代にも広く愛読され、同名のラベルのバレエ音楽やサン・ピエールの小説『ポールとビルジニー』など、古代の小説のなかでは後世に与えた影響がもっとも大きい。[引地正俊]

バレエ

この物語は、ロシア・バレエ団のディアギレフによって舞踊化され、フランスの作曲家ラベルに音楽を依頼、1912年パリで、ピエール・モントゥー指揮、フォーキンの振付け、ニジンスキーとカルサビナの主演で初演された。ラベルの音楽は、単なるバレエ用というよりも、むしろ多彩な管弦楽法を駆使した交響詩とでもよぶべきものであり、これから演奏会用の組曲が二つ編まれている。第一組曲はバレエより早く1911年に、第二組曲は13年に初演された。[三宅幸夫]
『呉茂一訳『ダフニスとクロエー』(『世界文学大系64』所収・1961・筑摩書房)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のダフニスとクロエの言及

【クーリエ】より

…革命期から第一帝政期にかけては,砲兵士官として陸軍に勤務するかたわら,古代ギリシアの文学を研究し,イソクラテス等の作品を翻訳した。1809年フィレンツェの図書館でロンゴスの《ダフニスとクロエ》の未刊の断片を発見したが,その一部をインクで汚してしまった。それが故意にやったしわざだと言って非難され,論争がわき起こった。…

【バレエ音楽】より

… 1910年代から20年代にかけて,ディアギレフの主宰する〈バレエ・リュッス〉のために,現代音楽の新しいイズムをもったバレエ音楽が相次いで創造される。ストラビンスキーの《火の鳥》(1910)と《ペトルーシカ》(1911)と《春の祭典》(1913),J.M.ラベルの《ダフニスとクロエ》(1912),ドビュッシーの《遊戯》(1912)などである。一方,同じ時期に発表されたファリャの《恋は魔術師》(1915)と《三角帽子》(1919)は,民族的色彩の濃いバレエ音楽として知られる。…

【バレエ・リュッス】より

…この成功によりディアギレフはパリの芸術社会で注目を浴び,多くの才幹がその周囲に集まったばかりでなく,バレエ・リュッスの作品に進んで協力することになった。その結果生まれたのが詩人ボードアイエJean Louis Vaudoyer(1883‐1963)の提案による《バラの精》(1911),J.コクトー台本の《青い神》(1912)であり,《ダフニスとクロエ》(1912),《遊戯》(1913)には,それぞれラベル,ドビュッシーが新曲を書き下ろしている。しかしこの時期においては上演作品の主流はロシア・エキゾティシズムであり,ストラビンスキーはそのディアギレフの意図を踏まえて《火の鳥》(1910),《ペトルーシカ》(1911),《春の祭典》(1913)を作曲し,新進作曲家として世に出た。…

【フォーキン】より

…しかしバレエ・リュッスのパリ公演を企画したディアギレフはこの改革案に共感し,1909‐12年,14年のバレエ・リュッスの演目のほとんどをフォーキンに委嘱する。この時期に《レ・シルフィード》(1909),《ペトルーシカ》(1911),《ダフニスとクロエ》(1912),《金鶏》(1914,音楽はリムスキー・コルサコフ)など,20世紀バレエの幕開けを告げる名作がつくられた。これらは〈すべてのバレエはその主題と音楽に即した動きを与えられるべきで,古典舞踊のステップの濫用はさけなければならない〉という彼の主張を具現したものである。…

【ロンゴス】より

…生没年不詳。その生涯についてはほとんど何もわからず,作品も《ダフニスとクロエ》の題で知られる小説がひとつ残されているだけである。作品の舞台がレスボス島になっていることから,レスボス島の出身と考えられている。…

※「ダフニスとクロエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ダフニスとクロエの関連キーワードギリシア旋法クーリエギリシャ語ギリシャ文字ロシアの恋人ギリシア喜劇クレプシュドラギリシア科学《古代ギリシア作家叢書》古代ギリシア文字譜

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ダフニスとクロエの関連情報