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ダレル ダレル Durrell, Lawrence

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダレル
ダレル
Durrell, Lawrence

[生]1912.2.27. ダージリン
[没]1990.11.7. ソミエール
イギリスの小説家,詩人。フルネーム Lawrence George Durrell。インドで生まれ,11歳でイギリスに戻り,のちパリ,ギリシアケルキラ島に住む。第2次世界大戦中は外務省広報官としてアテネカイロに勤務,その後もアレクサンドリアロードス島ベオグラードコルドバ (アルゼンチン) に勤務,キプロス島を経て南フランスに住むという徹底したコスモポリタンの生活を送った。

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デジタル大辞泉の解説

ダレル(Lawrence George Durrell)

[1912~1990]英国の小説家・詩人。「ジュスティーヌ」「バルタザール」「マウントオリーブ」「クレア」の4部からなる「アレクサンドリア四重奏」で知られる。

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百科事典マイペディアの解説

ダレル

英国の詩人,小説家。詩集もあるが,アレクサンドリアを舞台に複雑な現代的恋愛を追求した四部作《ジュスティーヌ》《バルタザール》《マウントオリーブ》《クレア》(1957年―1960年)によって名声を得た。

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世界大百科事典 第2版の解説

ダレル【Lawrence Durrell】

1912‐90
イギリスの詩人,小説家。インドに生まれ,イギリスのカンタベリーセントエドマンドスクールを卒業。ジャズピアニスト,カーレーサー不動産業者,エジプトやギリシアにおける政府情報担当官などを経て,キプロス島における公務を最後に,1957年以後,創作に専念,南フランスに定住している。処女詩集(1931)から《自分だけの国》(1943)を経て《織女星その他の詩》(1973)にいたる詩集や,《サッフォー》(1950)などの戯曲もあるが,世界的な名声を得たのは,〈現代における愛の探求〉を主題とした《アレクサンドリア四重奏》と総称される四部作小説,《ジュスティーヌ》(1957),《バルタザール》《マウントオリーブ》(ともに1958),《クレア》(1960)によってである。

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大辞林 第三版の解説

ダレル【Lawrence George Durrell】

1912~1990) イギリスの小説家・詩人。アレクサンドリア四重奏と総称される四部作「ジュスティーヌ」「バルタザール」「マウントオリーブ」「クレア」で知られる。他に「黒い本」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダレル
だれる
Lawrence George Durrell
(1912―1990)

イギリスの小説家、詩人。2月27日、インドに生まれ11歳で帰国。大学受験に失敗して、ナイトクラブのピアニスト、カーレーサー、不動産業者などを転々とした。1935年、母や弟妹らとともにギリシアのコルフ島に移住、牧歌的な生活を営みながら本格的な創作に手を染めた。ヘンリーミラーの影響を受けて書いた小説『黒い本』(パリ、1938)は、不毛な都会に住む若者らの奔放な生態を描いて一部の注目をひき、『ひとりの国』(1943)ほかの詩集では、東地中海の風物を題材に選び、特異な詩の世界を確立した。第二次世界大戦中から戦後にかけてイギリス外務省情報局に勤務、カイロ、アレクサンドリア、ロードス島、ベオグラード、コルドバなどに駐在、一時キプロス島の学校教師を勤めたが、南フランスに引退してふたたび創作に専念し、小説『アレクサンドリア四重奏』(1957~60)で一挙に文名を高めた。その後に発表した二部作アフロディテの反乱』(1968~70)は、アテネ、イスタンブールロンドンを舞台に、秘密結社めいた国際企業組織の経営者兄弟とその妹、彼女と結婚して組織に引き込まれる発明家、酒浸りの建築家、娼婦(しょうふ)あがりの映画女優、彼女に生き写しの人造人間などが絡み合う愛欲小説で、寓意(ぐうい)的な色彩が濃い。ほかに、五部作『ムッシュー』(1974)、『リビア』(1978)、『コンスタンス』(1982)、『セバスチャン』(1983)、『クウィンクス』(1985)、小説『チェファルー』(1947、改題『暗い迷路』1961)、現代詩論、土地案内記、劇、外交官生活を描いた滑稽(こっけい)短編集、少年冒険小説などがある。特異な風土と題材、大仕掛けな筋立て、華麗な文体などを特徴とするため、しばしばゴシック小説家とよばれた。[高松雄一]
『河野一郎訳『黒い本』(中公文庫) ▽高松雄一訳『アレキサンドリア四重奏』(1960~63・河出書房新社) ▽富士川義之訳『アフロディテの反乱』(第一部『トゥンク』1973、第二部『ヌンクァム』1976・筑摩書房) ▽丹羽正著『魂と舞踊、ロレンス・ダレル頌(しょう)』(1977・コーベブックス)』

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