緩む(読み)ユルム

デジタル大辞泉 「緩む」の意味・読み・例文・類語

ゆる・む【緩む/×弛む】

[動マ五(四)]
ぴんと張ったものがたるむ。締めぐあいが弱くなる。ゆるくなる。「ねじが―・む」「ひもが―・む」
緊張がほぐれる。油断する。「気が―・む」
厳しかった状態・程度がゆるやかになる。「寒さが―・む」「取り締まりが―・む」
固いものがやわらかくなる。表情のかたさがとれる。「氷が―・む」「頰が―・む」
速度などが減ずる。「スピードが―・む」
取引で、相場少し下がる。「選挙を控え、市況は―・んでいる」
[動マ下二]ゆるめる」の文語形
[類語]たるむ緩めるだれるだらけるたゆむたがが緩む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の緩むの言及

【取引所】より

… 締まる相場が高くなること(少しだけ高くなることは〈小締まる〉という)。反対は〈緩む〉。 新甫(しんぽ)商品市場の用語で,月替りの発会の日に始まる限月(げんげつ)(先物取引の受渡し期限の月),またはその相場のことをいう。…

※「緩む」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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