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ダーゲルマン Dagerman, Stig

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダーゲルマン
Dagerman, Stig

[生]1923.10.5. エルフカーレビュ
[没]1954.11.4. ストックホルム近郊エネビュベリ
スウェーデンの小説家,劇作家。ストックホルム大学で文学史と美術史を専攻,学生時代からアナーキスト系の機関紙の記者などをして活躍。 23歳のとき,小説『蛇』 Ormen (1945) で文壇に登場,短い生涯に小説,戯曲などの傑作を相次いで発表。 31歳で自宅の車庫で死亡,自殺とみられている。主要作品は,小説『裁かれた島』 De dömdas ö (46) ,『やけどをした子』 Bränt barn (48) ,短編集『夜の戯れ』 Nattens lekar (47) ,戯曲『死刑囚』 Den Dödsdömde (47) ,『マルトの影』 Skuggan av Mart (48) ,『だれも自由ではない』 Ingen går fri (49) など。

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百科事典マイペディアの解説

ダーゲルマン

スウェーデンの作家。前途を嘱望されながら若くして自殺した。心理的リアリズムで新しいスタイルを創出。小説《蛇》《裁かれた者の島》《やけどした子》,戯曲《死刑囚》《マルトの影》など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダーゲルマン
だーげるまん
Stig Halvard Dagerman
(1923―1954)

スウェーデンの作家。小説『蛇(へび)』(1945)で文壇に登場。象徴的、表現主義的手法の斬新(ざんしん)さで注目をひく。続いて『囚人の島』(1946)を発表、恐怖感の設定とその克服のテーマが、彼の作品の底流をなす。人間心理の葛藤(かっとう)を扱う『やけどした子供』(1948)はベストセラーとなる。戯曲としては『死刑囚』(1947、48刊)、『マルトの影』(1948)など。短編集『夜の戯れ』(1947)のほか、第二次世界大戦後のドイツ紀行『ドイツの秋』(1947)、若干の詩、ラジオ・ドラマなど。芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)を思わせる鬼才、鋭利な感覚の持ち主であったが自殺。[田中三千夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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