コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

チスイビル チスイビルHirudo nipponica

4件 の用語解説(チスイビルの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チスイビル
チスイビル
Hirudo nipponica

環形動物門ヒル綱顎ビル目ヒルド科。体長3~4cm。体はやや扁平な円柱形で,両端がやや細く,背面に緑灰色の縦縞が数本走る。体前方の吸盤に口と3対の半円形の顎をもち,細かい歯がある。眼は5対。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

チスイビル

ヒル綱ヒルド科の環形動物。やや扁平な円柱形で,体長3〜4cm。背面は緑灰色で数本の濃色の縦線が走る。腹面は暗灰色。前吸盤の口は3個の半円形の顎をもち,その縁の鋸歯(きょし)で動物の皮膚を傷つけて吸血する。
→関連項目ヒル(蛭)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

チスイビル

ヒル綱ヒルド科の環形動物の1種(イラスト),または他の動物から血を吸うヒル類の総称。チスイビルHirudo nipponicaは日本各地に広く分布し,水田,池,沼などにすむ。体長3~4cmのやや扁平な円柱形で,両端がやや細い。前方背側には5対の小さい眼点があり,背面には緑灰色の縦縞が数本ある。腹面前方の吸盤に開く口の中には3個の半円形のあごがあり,そのあごで人畜の皮膚に傷をつけて吸血する。胃の両側には11対の側育囊があるため,一時に多量の血液を吸うことができる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チスイビル
ちすいびる / 血吸蛭
[学]Hirudo nipponia

環形動物門ヒル綱顎(あご)ビル目ヒルド科に属する動物。日本各地に広く分布し、淡水の湿地に生息する。体長は30~40ミリメートルで、細長く扁平(へんぺい)。背面に緑灰色の数条の縦縞(たてじま)がある。前方吸盤に口があり、あごがよく発達して多数の歯が一列に並ぶ。このあごでほかの動物の皮膚に傷をつけて吸血する。唾液(だえき)にはヒルジンという物質があり、相手の血を固めずに吸血することができる。雌雄同体で、温血動物の血を吸ったあとで交尾、産卵をする。このヒルの吸血性を利用して、うっ血した場所に吸い付かせる治療に用いるので医用ビルの別名がある。[今島 実]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone