チョイバルサン(英語表記)Chojbalsan, Khorlogijn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チョイバルサン
Chojbalsan, Khorlogijn

[生]1895.2.8.
[没]1952.1.26. モスクワ
モンゴルの政治家。 1920年スヘバートルとともにモンゴル人民革命党の結成に参加。外モンゴルに侵入したシベリア白衛軍の部隊に対する武装闘争を開始。 24年革命軍総司令官,35年第一副首相を経て,38年首相兼陸相,内相軍司令官となり,「モンゴルスターリン」として独裁的権力をふるった。

チョイバルサン
Choybalsan

モンゴル東部,ドルノド州の州都。東部モンゴル高原にあり,ヘルレン川にのぞむ。東部モンゴルの政治,経済,文化の中心となっている。ウラーンバートルと航空路,自動車道で結ばれるほか,シベリア鉄道から支線が延びている。 1822年にチベット仏教寺院を中心に建設され,アチトベイシンフレー Ačit bejsijn xüreeと呼ばれたが,1931年バヤントゥメン Bajan tümenと改称,さらに 41年には革命 20周年を期に革命の英雄チョイバルサンにちなんで現在名となった。人口3万 8600 (1991) 。

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デジタル大辞泉の解説

チョイバルサン(Choibalsan/Чойбалсан)

モンゴル東部の都市。ドルノド県の県都。中国との国境に近く、ケルレン川沿いに位置する。モンゴル人民革命以前はサンベイス、1941年までバヤントゥメンと呼ばれ、以降、第4代大統領ホルローギーン=チョイバルサンにちなんで現名称になった。ノモンハン事件ハルハ河戦争)の激戦地に近く、戦勝の記念碑やソ連軍指揮官ゲオルギー=ジューコフ元帥ゆかりの家(現在は博物館)などがある。

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百科事典マイペディアの解説

チョイバルサン

モンゴルの革命家,政治家。貧しい遊牧民の子に生まれる。幼時,ラマ僧院に入れられるが,1912年ウルガ(ウランバートル),さらにイルクーツクに出て勉学,そこでロシア革命に出会い,強く影響される。1919年民族解放運動に加わり,1920年モンゴル人民党の結成に参加,1921年のモンゴル革命で指導的役割を果たす。軍・人民革命党・政府の要職を占め,親ソ連の社会主義化を推進,地理的位置からも日本帝国主義の脅威からソ連を防衛する衛星国としてスターリンの積極的な後押しがあったといわれ,1939年には首相に就任して没年までその地位にあった。1939年のハルハ川戦争(ノモンハン事件),1945年の対日参戦を指揮,個人崇拝と独裁的傾向を強め〈モンゴルのスターリン〉と呼ばれたが,死後批判された。
→関連項目スヘバートルチョイバルサン

チョイバルサン

モンゴル東部の都市。旧名はサン・ベイセ。革命後の東部地方の政治・経済・文化の中心で,シベリアへ連絡する鉄道が通る。付近はサン・ベイセ馬の産地として有名。市名は首相であったチョイバルサンにちなむ。約4万人。
→関連項目モンゴル

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世界大百科事典 第2版の解説

チョイバルサン【Chojbalsan】

モンゴル東部の工業都市。ドルノド(東)・アイマク(行政単位,日本の県に相当)の中心。人口8万(1996)。革命前はサン・ベイセと呼ばれたが,革命後バヤン・トメンと変わり,さらに1941年この地方出身の革命家チョイバルサンにちなみ改称した。ケルレン川にのぞみ,付近で石炭,蛍石が採掘されるので工業都市として発展。食品コンビナート,建設原材料,羊毛などの工場がある。また中国国境に近いので,軍事的にも重要な拠点である。

チョイバルサン【Khorlogijn Chojbalsan】

1895‐1952
モンゴルの革命家,軍人,政治家。貧しい牧民の子に生まれる。ラマ僧院に入れられるが,1912年ウルガ(現在のウランバートル)に出て,やがてロシア語を修得。1914‐17年,イルクーツクに学ぶ。このとき体験したロシア革命に強い影響をうける。19年中国によりモンゴル自治が撤廃されると,民族解放運動に参加。20年モンゴル人民党結成に加わり,モンゴル革命(1921)を指導した。革命後は,軍・党(人民革命党)・政府の要職を歴任し,一貫して親ソビエトの社会主義化路線を推進した。

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