テクスチャー(その他表記)texture

翻訳|texture

デジタル大辞泉 「テクスチャー」の意味・読み・例文・類語

テクスチャー(texture)

《「テキスチャー」とも》
織物の織り方。また、織り地。生地
木材石材などの手ざわり。感触。また、質感
コンピューターグラフィックスの三次元画像で、物体表面の質感を表現するために用いられる、物体の素材を模した小さな画像。立体形状の表現に使われるポリゴンの表面に張り付けられる。最小単位はテクセル

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精選版 日本国語大辞典 「テクスチャー」の意味・読み・例文・類語

テクスチャー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] texture )
  2. 織物の織り方。また、織り地。生地。
  3. 物の手ざわり、材質感のこと。感触。また、質感。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「テクスチャー」の解説

テクスチャー

3Dグラフィック・ソフトなどで使う、物体の表面や質感を表現するための地紋パターン、または画像のこと。たとえば、3Dグラフィックスで造形した建物の表面に、コンクリート金属、木材の画像を貼り付けて、リアルな質感を出す。また、人体ボディ皮膚と顔の写真を合成して、人間3D映像を作成したりする。テクスチャーを貼り付けることをテクスチャーマッピングという。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テクスチャー」の意味・わかりやすい解説

テクスチャー
texture

人工物,自然物に見られる質感を指す。その物が持っている主な組成分の表面への現れ方,金属なら固さ,冷たさ,重さなどの表面効果をいう。 20世紀前半,ドイツに起こったバウハウスのデザイン活動において,テクスチャーの重要性が説かれた。物が醸し出す,視覚的・触覚的感覚への見直しは,テクノロジーの発展とともに現在も環境形成の一つの要素としてある。

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栄養・生化学辞典 「テクスチャー」の解説

テクスチャー

 食品の硬さ軟らかさ,はぎれ,きめ,舌ざわりなど,物性を総合して表現する用語.

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リフォーム用語集 「テクスチャー」の解説

テクスチャー

質感。材質感。

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世界大百科事典(旧版)内のテクスチャーの言及

【建築】より

…戸口や窓の大きさや階高も,一般住宅では人間的なスケールを示しているが,宗教建築ではむしろ故意に超人間的スケールを用い,隣接する建物でスケールを与えることによって,神仏の偉大さを示す。テクスチャーtexture(材質感)は,材料の貴重さによって支配され,すぐれた自然材料のテクスチャーは,建築の価値を一段と高めるし,劣悪な材料も扱い方によっては,それなりの魅力をもたらすことができる。フランスの哲学者アランは,鉄やコンクリートのような鋳造材料は,材料としての個性に乏しく,どんな形にも自由につくれるため,天然材料のような魅力をもち得ない,としているが,これは煉瓦や瓦やタイルを除くすべての人工材料に共通する性質で,そのためデザイン上の特別の配慮が必要となる。…

※「テクスチャー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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