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テトラエチル鉛 テトラエチルなまりtetraethyl lead

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テトラエチル鉛
テトラエチルなまり
tetraethyl lead

四エチルともいう。化学式 Pb(C2H5)4 。無色の液体。融点-135℃,沸点 198~202℃。室温でも徐々に分解する。神経系統をおかす猛毒である。引火しやすく火災の危険もある。水には不溶であるが,ベンゼン,ガソリンなどに可溶。アンチノック剤としてガソリンに添加されたが,今日では公害問題を考慮して使われてない。

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大辞林 第三版の解説

テトラエチルなまり【テトラエチル鉛】

無色揮発性の猛毒液体。ガソリンのアンチ-ノッキング剤として使用されるが、燃焼後の鉛の酸化物による環境汚染のため使用が制限されている。化学式 Pb(C2H54 特定毒物。四エチル鉛。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テトラエチル鉛
てとらえちるなまり
tetraethyllead

テトラアルキル鉛の一つ。四エチル鉛ともいう。塩化鉛とエチル亜鉛、あるいは塩化エチルマグネシウム(グリニャール試薬)との反応でつくる。鉛を電極にしてブロモエタンを電解還元する方法もある。
      Pb
  4C2H5Br → (C2H5)4Pb+4Br
      +e
 無色の液体。オレンジ色の炎を出して燃える。ベンゼン、ガソリン、石油エーテルに可溶、水に不溶。きわめて有毒である。
 ノッキング防止剤としてガソリンに混合して用いられてきた(有鉛ガソリン)が、環境問題に端を発して、テトラエチル鉛を含まない無鉛ガソリンに移行した。吸入および皮膚からの吸収により鉛中毒を引き起こすので、取扱いには注意を要する。[佐藤武雄]

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世界大百科事典内のテトラエチル鉛の言及

【四エチル鉛】より

…有機金属化合物の一つで,テトラエチル鉛ともいう。化学式Pb(C2H5)4。…

※「テトラエチル鉛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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