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塩化鉛 えんかなまり

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大辞林 第三版の解説

えんかなまり【塩化鉛】

塩化鉛(Ⅱ)。鉛の塩類の水溶液に塩酸を加えると析出する白色の絹糸状結晶。化学式 PbCl2 二塩化鉛。
塩化鉛(Ⅳ)。常温では黄色の液体。化学式 PbCl4 空気中で加水分解して発煙し、加熱すると爆発して塩化鉛(Ⅱ)と塩素とに分解する。

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世界大百科事典 第2版の解説

えんかなまり【塩化鉛 lead chloride】

一塩化鉛(I)PbCl,二塩化鉛(II)PbCl2,四塩化鉛(IV)PbCl4に対する総称であるが,通常は二塩化鉛(II)を指すことが多い。二塩化鉛(II)は,天然にもコッタンナイトとして産するが,鉛塩の水溶液に塩酸または塩化物水溶液を加えると白色の斜方晶系の沈殿として得られる。融点501℃,沸点950℃。冷水にはあまり溶けないが熱水にはよく溶ける。濃塩酸にはPbCl42-イオンを生じて溶ける。アルカリを加えると水酸化鉛を沈殿するが,過剰のアルカリには鉛酸塩となって溶ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩化鉛
えんかなまり
lead chloride

鉛と塩素の化合物。酸化数のものがある。
(1)塩化鉛()(二塩化鉛) 鉛()塩の水溶液に塩化物イオンを加えると沈殿する。熱水にはかなり溶ける。無色針状晶。加熱融解すると600~800℃で黄色となる。さらに熱すると橙(だいだい)色となる。冷水に難溶。また、希塩酸には水より溶けにくいが、濃塩酸には水より溶けやすい。
(2)塩化鉛()PbCl4(四塩化鉛) 塩化鉛()を濃塩酸に溶かした溶液(H2PbCl4を含む)に塩素ガスを通し、これに塩化アンモニウムを加えて生じる黄色の沈殿(NH4)2PbCl6を冷たい濃硫酸で分解すると得られる。黄色油状の液体、常温で不安定でPbCl2とCl2に分解する。アンモニアと付加化合物をつくる。水と反応してPbO2となる。濃塩酸に溶ける。クロロホルムなどの有機溶媒に溶ける。[守永健一・中原勝儼]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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