遠く離れた複数の場所の、大気または海洋あるいは大気と海洋の両方の現象の間に相関があること。「遠隔結合」と訳すこともある。エンソ(ENSO、エルニーニョ現象El Niño eventと南方振動Southern Oscillationの頭文字をとっての表記)はその一例であるが、エンソとテレコネクションで結ばれている現象は、インド、アフリカ、アリューシャン、南北アメリカ大陸など遠方にまで及ぶといわれている。太平洋の赤道海域の西部は高温、東部は低温で、その差が大きいため、大気に対する海の影響がとくに強いのがこの海域であり、したがって、その水温と相関のよい現象が世界各地に現れやすいらしい。
[高野健三]
teleconnection
地球上の数千km以上も離れた複数の地域の気象や海象が,相互に影響し合っていると考えられること。典型的な例は,南方振動(オーストラリア北岸の地上気圧の低圧部とイースター島付近の高圧部の気圧差がシーソーのように動くこと)や南方振動とエルニーニョ現象が連関していると考えられるENSO(エルニーニョ/南方振動)である。このほかにも海洋-大気間でいくつかのテレコネクションが推定されている。
執筆者:中尾 征三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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