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テンプル Temple, Frederick

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テンプル
Temple, Frederick

[生]1821.11.30. ギリシア,ルーカス
[没]1902.12.23. ロンドン
イギリスの聖職者,教育改革家。オックスフォード大学在学中にオックスフォード運動の影響を受けたが不参加。 1847年司祭となる。翌年教育省に入り,57年にはラグビー校の校長となり,古典的な中等教育のカリキュラム改編に尽力。 96年カンタベリー大主教に叙せられ,イギリス国教会の統一のために献身した。主著『宗教と科学の関係』 The Relation between Religion and Science (1844)。

テンプル
Temple, Sir William

[生]1628.4.25. ロンドン
[没]1699.1.27. サリー,ムーアパーク
イギリスの外交官,著述家。アイルランド議会議員を経て 1665年ブリュッセル駐在使節,68年フランスに対抗するオランダ,スウェーデンとの三国同盟締結に尽力。同年ハーグ駐在大使となったが,国王チャールズ2世の対フランス接近により 70年引退。 74年再度ハーグ駐在大使となり,77年オランニェ公ウィレム (のちのウィリアム3世 ) とメアリー (のちのメアリー2世 ) の結婚を成立させた。 79年枢密顧問官となったが,81年辞職して引退。散文体の模範として知られる多くの著述を残し,また J.スウィフトパトロンとしても知られる。

テンプル
Temple, William

[生]1881.10.15. エクセター
[没]1944.10.26. ウェストゲートオンシー
イギリス国教会(アングリカン・チャーチ)の神学者,カンタベリー大主教。オックスフォード大学を卒業後,各教区の聖職を経て,1929~42年ヨーク大主教,1942~44年カンタベリー大主教。その知的で清新な時代感覚をもって,宗教,哲学,社会問題について多くの論文を著し,またエキュメニズムを指導するなど,ジョン・ヘンリー・ニューマン以後のイギリスの最も影響力ある聖職者となった。主著『キリストの真理』Christus Veritas(1924),『自然,人間,神』Nature, Man, and God(1934)。

テンプル
Temple

アメリカ合衆国,テキサス州中部の都市。リトル川の岸にあり,1880年ガルフ・コロラド・サンタフェ鉄道会社によって建設された。まもなくミズーリ・カンザス・テキサス鉄道が通じ,その分岐点,修理工場の所在地になった。家畜および農産物集散地。人口4万 6109 (1990) 。

テンプル
Temple, Shirley

[生]1928.4.23. カリフォルニア,サンタモニカ
[没]2014.2.10. カリフォルニア,ウッドサイド
アメリカ合衆国の子役スター。フルネーム Shirley Jane Temple。結婚後は Shirley Temple Black。1930年代に子役スターとして世界的人気を誇った。3歳のときダンス教室から選ばれて,短編コメディ映画シリーズ "Baby Burlesks"に出演。長編初出演となったミュージカル映画『歓呼の嵐』Stand Up and Cheer(1934)の成功を機に次々と映画出演をこなし,翌 1935年アカデミー賞特別賞を受賞した。『輝く瞳』Bright Eyes(1934)で歌った "On the Good Ship Lollipop"は有名。1935年から 1938年まではハリウッド一の稼ぎ頭となり,『小聯隊長』The Little Colonel(1935),『農園の寵児』Rebecca of Sunnybrook Farm(1938)などのヒット作を次々と生み出した。元気いっぱいの歌と踊り,えくぼ,ブロンドの巻き毛,そして映画のもつ単純で楽観的な雰囲気は,とりわけテンプルの絶頂期だった大不況時代にあってはきわめて魅力的だった。しかし 1940年代に入ると人気にかげりがみえ始める。1950年映画界を引退し,チャールズ・A.ブラックと結婚。1967年にはカリフォルニア州下院議員選挙で落選したものの,1969年から 1970年まで国連総会アメリカ代表を務め,その後もガーナ大使(1974~76),ジェラルド・R.フォード大統領の儀典長(1976~77),チェコスロバキア大使(1989~92)などの役職を歴任した。

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デジタル大辞泉の解説

テンプル(temple)

こめかみ。
眼鏡の、つる

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百科事典マイペディアの解説

テンプル

アメリカの女優,外交官。カリフォルニア州サンタモニカに生まれる。1931年3歳の頃にダンスと音楽に強い関心を示したことで,母親がダンス・スクールに入学させたといわれる。

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デジタル大辞泉プラスの解説

テンプル

ジョンソンが製造・販売する廃油処理剤のブランド名。使用した油に粉末を入れて固めて捨てる「固めるテンプル」と、油を天然パルプ素材に吸収させて捨てる「吸わせるテンプル」がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

テンプル【Shirley Temple】

1928‐
アメリカの映画女優。〈世界一かわいい子ども〉として人々に愛され,〈その笑顔がアメリカに不況を切りぬけさせた〉とローズベルト大統領に感謝されたというほどの不世出の子役スター。 カリフォルニア州サンタ・モニカ生れ。母のすすめで3歳からダンスのレッスンに通ううちタレント・スカウトの目にとまり,幼児ばかりのキャストでヒット映画をパロディ化する1巻ものの短編《ベビー・バーレスク》シリーズに出演。数本の映画の端役をへて,レビュー映画《歓呼の嵐》(1934)で《ベビー・テイク・ア・バウ》を歌い踊って注目を浴び,つづく《可愛いマーカちゃん》(1934)で人気が沸騰,年末に封切られた《輝く瞳》(1934)ではタイトルの前に名まえが出され大スターの扱いとなった。

テンプル【William Temple】

1881‐1944
英国国教会の聖職者,カンタベリー大主教。オックスフォードで学び,マンチェスター主教(1921),ヨーク大主教(1929)を経て,1942年カンタベリー大主教。教会合同運動の指導者として世界会議の議長を務めるかたわら,社会問題,政治問題にも関心が深く,国の内外を問わず,正義と平等に基づく社会の実現のために尽くした。哲学者としては新ヘーゲル主義から出発し,独自の宗教哲学を構築した。主著《自然,人間,神》(1934)。

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大辞林 第三版の解説

テンプル【temple】

神殿。寺院。聖堂。

テンプル【temple】

こめかみ。
眼鏡のつる。

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世界大百科事典内のテンプルの言及

【アングリカン・チャーチ】より

…英国国教会は伝統的に聖職会議Convocationによって意思決定をしてきたが,現在では他の管区にならって,信徒も加えた総会を聖職会議に代わる意思決定機関としている。今世紀に入って教会合同運動が始まると,アングリカン・チャーチはカトリックとプロテスタントの間の橋渡し的存在としての特異な地位を利用して,運動の進展に積極的にかかわり,ブレントCharles Henry Brent,W.テンプルら優れた指導者が教会間の話合いを促進し,世界教会協議会の成立に尽くした。他方ローマ・カトリック教会との話合いも進められ,アングリカン・チャーチの特異な地位を認めた第2バチカン公会議終了後,聖公会=ローマ・カトリック教会国際委員会が発足し,現在までに〈ユーカリストの教理〉(1971),〈奉仕職の教理〉(1973),〈権威の問題〉(1976)に関して合意声明を公表している。…

【キリスト教社会主義】より

…その際R.オーエンやサン・シモンの社会主義の影響があったと見られる。第1次大戦後W.テンプルの指導により,バーミンガムで〈キリスト教政治・経済・市民生活に関する会議(COPEC)〉が開かれた。この運動はほぼ同時にヨーロッパ各国に起こり,ドイツではトートR.Todt,シュテッカーA.Stoecker,ナウマンF.Naumannらが指導して〈福音主義的社会主義会議〉を持った。…

【福祉国家】より

…現代的な意味で福祉国家という用語が用いられたのは,1930年代の終り,大恐慌のもとで市民の福祉を追求する民主主義政体への懸念が高まっていたとき,著名なオックスフォードの学者ジマンAlfred Zimmern(1879‐1957)がファシスト独裁の権力国家に対照させたのが始まりだといわれている。しかしこの用語を文書の中に初めて載せたのは,イギリスのヨークの大主教W.テンプルである。彼はその著《市民と教会員》(1941)の中で,国家は一般市民の福祉向上のために存在するものであると規定したが,〈ベバリッジ報告〉(1942)にこの用語が用いられてからイギリスで広く用いられ,ファシズムに対するイギリスならびに連合国の戦争目的を明らかにし,国民の戦意高揚にも大きな役割を果たした。…

※「テンプル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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