ディールス=アルダー反応(読み)ディールス=アルダーはんのう(英語表記)Diels-Alder reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ディールス=アルダー反応
ディールス=アルダーはんのう
Diels-Alder reaction

1929年に O.ディールスと K.アルダーが発見した反応ジエン合成と呼ばれることもある。共役二重結合 (共役ジエン) の1,4位に二重結合または三重結合をもつ化合物が付加して,六員環化合物を生成する反応。ジエンに付加する不飽和化合物ジエノフィルといい,代表的なものとして無水マレイン酸パラベンゾキノンなどがある。ジエンとしてはブタジエンシクロペンタジエンフランなどが用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 の解説

ディールス=アルダー反応 (ディールスアルダーはんのう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のディールス=アルダー反応の言及

【ジエン合成】より

…ディールス=アルダー反応Diels‐Alder reactionを用いる有機化合物の合成反応の総称。ディールス=アルダー反応ではジエン(炭素間二重結合を2個もつ化合物)を用いるのでこの名がある。…

※「ディールス=アルダー反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android