デーリーミラー

デジタル大辞泉 「デーリーミラー」の意味・読み・例文・類語

デーリー‐ミラー(Daily Mirror)

英国日刊新聞。1903年創刊。中立系だが、労働党支持の立場をとる大衆紙。発行部数は117万541部(2011年6月)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「デーリーミラー」の意味・読み・例文・類語

デーリー‐ミラー

  1. ( Daily Mirror )
  2. [ 一 ] イギリス新聞。朝刊紙。一九〇三年、ノースクリフ卿が婦人向け新聞として創刊。一時は世界最大の発行部数を誇った。娯楽性が強く、時事問題、政治問題を平易に解説することで定評がある。
  3. [ 二 ] アメリカ合衆国の新聞。一九二四年創刊。六三年に「デーリー‐ニューズ」に吸収された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「デーリーミラー」の意味・わかりやすい解説

デーリー・ミラー

英国の代表的大衆紙。1903年ノースクリッフが1ペニーの婦人向け新聞として創刊(ペニー・ペーパー),後に半ペニーの写真入り日刊紙に転向。娯楽性に富み,時事・政治問題を平明に表現し,中立系だが論調保守党に批判的。発行部数約234万部(1998)。
→関連項目タブロイド新聞

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のデーリーミラーの言及

【イギリス】より

…【水野 国利】
[マス・コミュニケーション]
 イギリスは,量・質ともにマス・メディア先進国であり,たとえば通信社ロイターは,大英帝国の伝統を保持して,現在も世界各地に巨大なネットワークをはりめぐらせている。日本との対比で特色をあげれば,まず第1に新聞が歴史的な階層構造を反映して,《タイムズ》《ガーディアン》などの〈高級紙(クオリティ・ペーパー)〉と,政治経済などの堅い話題,難しい議論にはできるだけ触れず,犯罪,スポーツ,性など娯楽的情報に力点をおく,《サン》《デーリー・ミラー》などの〈大衆紙popular paper∥mass paper〉とに截然と分かれていた点である。だが1970年代からは《デーリー・メール》,《デーリー・エキスプレス》の2紙がその中間を志向する中級紙として再出発し,現在は3層構造となっている。…

※「デーリーミラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」