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ナボーナ広場 ナボーナひろばPiazza Navona

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナボーナ広場
ナボーナひろば
Piazza Navona

イタリア,ローマで最も親しまれている広場の一つ。広場の規模と取り囲む建物の高さがみごとにつり合ったバロックの広場の代表的なもので,長さ 240m,幅 65m。教皇インノケンチウス 10世 (在位 1644~55) が整備した。前1世紀に造られたドミチアヌス帝の競技場が元になっており,南北に細長い広場は競技場のフィールドに,現在建物のある部分はスタンドにあたる。競技場はそれまで廃虚と化し,基礎の上に民家が建っていたが,教皇は広場に面して自身の館 (パラッツォ・パンフィーリ,現ブラジル大使館,1645) を C.ライナルディに設計させた。右手にはサンタニェーゼ・イン・アゴーネ聖堂を建造し,設計にはライナルディ父子,F.ボロミーニらがあたった。 16世紀以来の3つの噴水の再編成は G.ベルニーニにまかせ,ベルニーニは中央に有名な「四大河の噴水」を造り上げた。これはナイル,ドナウ,ガンジス,ラプラタの四大陸を代表する川を擬人化し,中央にアッピア街道で発見されたオベリスクを建てた壮大なもの。

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デジタル大辞泉の解説

ナボーナ‐ひろば【ナボーナ広場】

Piazza Navona》イタリアの首都ローマにある広場。ローマ皇帝ドミティアヌスによる競技場の跡地に造られた。中央に、世界の四大河川を擬人化したベルニーニ作の噴水がある。ボロミーニ設計のサンタニェーゼインアゴーネ教会に面し、代表的なバロック様式の広場の一つとして知られる。1980年、「ローマ歴史地区、教皇領とサンパオロフォーリ‐レ‐ムーラ大聖堂」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナボーナ広場
なぼーなひろば
Piazza Navona

イタリアの首都ローマにある典型的なバロック様式の広場。パンテオンの西に位置する。ローマ皇帝ドミティアヌスがつくった競技場跡を広場にしたもので、南北に細長い。中央に世界の四大河川のナイル、ガンジス、ドナウ、ラ・プラタを擬人化したベルニーニ作の噴水「河」、南にマリ作の「ムーア人の噴水」、北にデラ・ピッタとザッパラ合作の「ネプチューンの噴水」がある。広場西側にサント・アニョーゼ教会が建つ。ローマの人々の憩いの場で、1月初めの主顕祭には屋台店などが並ぶ。なお、この広場のあるローマ歴史地区は教皇領、サンパオロ・フォーリ・レ・ムーラ教会とともに世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[藤澤房俊]

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