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ニガキ(苦木) ニガキPicrasma quassioides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニガキ(苦木)
ニガキ
Picrasma quassioides

ニガキ科の落葉小高木。アジアの温帯から暖帯に広く分布し,日本では各地の山や原野に生える。小枝は赤褐色で,芽も同色の毛でおおわれる。葉は5~9対の長楕円形の小葉から成る奇数羽状複葉で互生し,全体の長さは柄とともに 30cmあまりとなる。小葉は長さ4~10cmの楕円形で鋸歯があり,左右は不対称である。夏に,葉腋集散花序をなして黄緑色の小花を多数つける。雌雄異株で,雄花には4~5本のおしべと退化した子房が,また雌花には4~5裂しためしべと退化したおしべがそれぞれある。果実はゆがんだ楕円状の核果で黄緑色に熟する。全株に苦みがあり,木部を乾燥したものを苦木といって,そのエキスを健胃剤,消化不良,胃炎などの薬用にする。

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